記者会見等

細野復興大臣・内閣府特命担当大臣記者会見録[令和8年10月2日]

令和8年10月2日(金)11:10~11:22 於)復興庁記者会見室

1. 発言要旨

 私からは冒頭2点申し上げたいと思います。
 まず、先ほど復興推進会議が開催をされました。これは第2次高市改造内閣における初めての会議でございまして、私が司会進行を担当させていただきました。
 総理から最後に御発言がございまして、「福島の復興なくして、東北の復興なし。東北の復興なくして、日本の再生なし。」という強い決意を示された上で、被災地の復興のための取組を更に加速されるべく、責任貫徹の思いで取り組むよう御指示がございました。
 また、発言の中で私が非常に印象に残りましたのは、第3期復興・創生期間ということで今年度からスタートしているわけですが、これまで以上に被災地の復興に全力で、またスピーディーに取り組むと、こういうお話がございました。このスピーディーというのが私は高市政権の一つの特徴だと思っております。
 また、いわゆる除去土壌でございますが、復興再生土の利用を促進するということについても総理の発言がございまして、全閣僚が全面的に協力するようにという、こういう指示もございました。
 私は環境大臣とともにこの復興再生土の利用については、正に引っ張っていかなければならない、しっかり先導していかなければならない立場でございますので、復興再生土の利用については、この総理の指示を受けて各閣僚に協力を依頼した上で前に進めてまいりたいと改めて思っております。
 もう一点ですが、今日この会見の後、能登の被災地のほうに……これは明日だ。失礼しました。今日は福島でした。ごめんなさい。もとい。
 今日はこれから福島のほうに、浜通りに2日連続で行ってまいりますが、先ほど、すみません、準備をしておりましたので勘違いいたしましたが、明日、能登半島に出張に行ってまいります。
 まず、能登に伺うに当たりまして、令和6年能登半島地震、またその夏には奥能登の豪雨というのもございましたので、そうした災害によりましてお亡くなりになられた方々に心から哀悼の誠をささげたいと思います。また、被災された全ての皆さんにお見舞いを申し上げます。
 明日、能登に赴きまして、珠洲市の山腹の崩落現場、更には復旧工事の現場、それも見てまいります。また、輪島の朝市の復興現場であるとか和倉温泉の復旧現場なども訪問したいと思っております。
 一日も早い復旧・復興に向けて政府一丸となって全力で取り組むということでございますが、やはり被災地の状況というのをしっかりと見る必要がございますので大事な視察と受け止めております。創造的復興ということで取り組んでおられると承知をしておりますので、しっかりと取組状況を確認した上で、知事もいらっしゃるということですので、自治体の方々との意見交換をしてまいりたいと思っております。
 詳細についてお知りになりたい場合については、事務方にお問合せをいただきたいと思います。
 私からは以上です。

2. 質疑応答

(問)29日に高市首相と内堀知事が官邸で面会しましたが、その際のやり取りの内容などを伺えればと思います。
(答)一つ話題となりますのは、私が復興大臣と防災担当を兼務するということについてでございます。そのことについては、高市総理からも兼務をすることで東日本大震災の絶対に忘れてはならない教訓をこれからの防災体制に活かしていくんだという趣旨の発言もございまして、この復興については、不肖私がこれまで当事者として関わってきたという経緯もあるので、今まで以上にしっかりと福島に寄り添っていくということで総理からも御発言がございました。しっかりとその点について内堀知事にも受け止めていただいたと思いますので、信頼関係をしっかりとこれから更に強くしながら復興に当たれるのではないかなという、こういう感触を私は持っております。
 実際、昨日、今日と福島に参りますので、浜通りは特に一番被害が大きかったところでございますので、そうした特に首長の皆さんとの信頼関係をまず私が担当大臣としてつくった上で復興ということについて政府として責任を持って貫徹するという、こういうことでやってまいりたいと思います。
 もう一点、やり取りとしてありましたのは、第3期復興・創生期間の後ということについては、特に福島の皆さんは、いろんなそれこそ御心配の向きがあると承知しております。それについても、貫徹という言葉に象徴的に現れておると思うんですが、まずは第3期をやり切るということですけれども、その後も含めてどういった形で政府として取り組むことができるのか、ここはまず復興大臣として私自身が考えていかなければならないところかなと思っております。
 先日、直接お会いいただいた中で福島の皆さんから御発言があったのは、そこの将来も含めてしっかり政府にやってもらいたいという、こういう思いであったと承知をしております。
(問)先ほどありました復興推進会議について伺います。
 冒頭大臣から御発言がありました、高市総理大臣のほうから全閣僚が全面的に取り組んでくださいといった、除去土壌などに関して。こうした中で、各省庁においても植木鉢だったりとか、そういったところの土壌の活用というものが始まっておりますけれども、今回、高市総理のほうから、そういった全閣僚が全面的に取り組んでいってほしいという強い言葉だったと思うんですけれども、担当大臣として省庁を超えた横展開というものが一個大事になってくるかなと思うんですけれども、そこら辺に対する働きかけというか、大臣のお考えがもしもあれば、教えてください。
(答)これまでも官邸では花壇というか土を受け入れて、もう既に安全に保管をされているというか何の問題もなくやられていますし、また私の大臣室にはもちろん植木鉢がございますし、自民党本部にもあるということで何の問題も生じてないわけですね。そして、最近でいうならば仙台とさいたまでも利用しているという、こういう状況になってきました。
 これからどのように展開していくのかということについては、一つのポイントは量というのはあると思います。これまでかなりの箇所数になると思います。相当数になると思いますが、非常に少量ですので、それをどれぐらいしっかりとした利用というように特に福島の皆さんに受け止めていただくかというところが鍵になると思います。
 具体的なこれから進めるべき分野なり場所ということについては、これはまだ皆さんにお伝えできる段階にはございませんので、環境大臣としっかりと連携をしながら、これは総理からの御指示でもありますので、関係閣僚の皆さんには全面的に協力をしていただいてしっかり前に進めていきたいと思っております。
(問)大臣、おめでとうございます。
(答)恐縮です。
(問)原発震災直後、大臣が鬼気迫る勢いで最初の除染のルールをつくったり、そういうことを見ていた記者もあまりいない。今日も浜通りに行かれるわけですけれども、私もこの夏も行きましたけれども、やっぱり風化しているんですね。だけれども、大臣は当事者だから、高市さんがおっしゃるのはよく分かりますけれども、当事者として絶対に風化させちゃいけないものというのが私は細野大臣にはあると思うんですよね。それを福島の皆さんも期待していると思うんですけれども、簡単じゃないですけれども、改めて、今、立場になりまして、これを風化させちゃいけないということをここでもう一回巻き戻すのが大臣のお役目だと思うんですけれども、私もその現場を知っていたわけですから、その辺を少しお話しいただきたいんですけれども。
(答)実は私、大臣を辞めて、その後、無所属の時期も含めてかなりの時間がたっているわけですが、その間もかなりの頻度で福島には伺っておったんですね。浜通りも、それこそどこのまちにどういう道の駅があるかとか、どこでおいしいものが食べられるかみたいなことも含めて、結構私、承知をしておりまして、議員として個人としてやれることはということで努力をしてきたんです。
 ただ、今回、今日で福島は3回目ということになりますが、訪れる中で、一議員として訪れることと閣僚として訪れるという意味合いは全く違うということですね。そして、福島の皆さんはそこに、自分で申し上げるのは恐縮ですけれども、何かやってくれるんじゃないかという、そういう思いを持っていただいているということも非常にひしひしと感じますね。
 当時の首長の方は、かなり交代されているんですが、残っている方ももちろんおられます。非常にそこは人間関係としては本当に長く共にやってきたという思いがありますので、強いものがございます。また代わっておられる方でも、当時、例えば議員をやっておられたとか、若しくは役所の職員だったという方が多くて、ほとんどの方が改めてお会いすると何らかの接点があるんですよね。その皆さんの期待に応えないといけないという思いが極めて強いです。
 昨日も行って感じたんですけれども、双葉町なら双葉町、大熊町なら大熊町、飯舘村も久しぶりに行きましたけれども、行くとそこにそれぞれ問題があるんですよね。ですから、派手ではないかもしれないけれども、個別にある問題を一つ一つ少しでも解決するという努力をしたいと思います。
 あとは大きな問題として、第3期で終わるわけではありませんので、その後どう道筋をつけるかというのは、これは大仕事だと思います。できれば私自身が閣僚としてやっている期間の中で一定の方向性を出せれば、というよりは出さなきゃいかんかなと思っています。
 あとは、率直に言って復興再生土の利用というのは十分ではなかったと思います。もちろん担当の方は頑張られたし、歴代閣僚の方も本当に努力をされたと思いますが、結果として極めて少量にとどまっていると。これをどう突破できるか。復興再生土の活用が進まないと、最終処分の量というのは少なくならないんですね。これが1,000万立米とかある状況で再生利用なんていうのはなかなか道筋ができませんので、この復興再生土の利用というのを県外で進めることが福島との約束を果たすことにつながるんですよね。ですから、そこをどう道筋をつけるかというか結果を出すかというのが当面私がやれるもう一つの大きな仕事かなと思っています。
 ですから、大きな動かさなきゃならない部分と、個別に非常に丁寧に一つ一つ結果を出していかなければならないものと両面あるかなと思っております。

(以 上)