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平野復興大臣の会見[平成24年11月22日]

平野復興大臣記者会見録(平成24年11月22日(木)10:16~10:24 於:復興庁記者会見室)

1.発言要旨
 報告が2件あります。まず、東日本大震災からの復興の状況に関する国会報告です。東日本大震災復興基本法第10条の2の規定に基づき、東日本大震災からの復興の状況に関して報告をとりまとめています。本報告は、おおむね平成24年9月末時点の復興の状況について、これまでの取り組みを踏まえつつ、客観的な現状を中心に取りまとめたものです。本日の閣議において、本報告を国会に提出することについて決定がなされたということです。もう一件ですけども、宮城県及び岩手県訪問についてです。24日(土)、東松島市を訪問して、東松島市、ここは住宅高台移転等についてかなり進捗に向けて鋭意努力しているところでありますけれども、東松島市にお邪魔しまして、市長との間で意見交換等を行う予定です。25日(日)は、岩手県花巻市及び遠野市において、東北横断自動車道釜石秋田線(宮守~東和間)の開通式・祝賀会に出席する予定です。詳しい日程については現在調整中です。私の方からは以上です。

2.質疑応答
(問)本編を読んでないものですから、率直なところ、大臣が、復興はこの部分が遅れているというようにお感じになられている点はありますか。
(答)いっぱいあります。いっぱいありますというのも、復興の担当大臣とすればこのスピードでいいと思ったことは一回もないです。人的把握にしてもいろいろな制度設計についても、現場の進捗の状況を見ても、一回もこれでいいと思ったことはないです。だから全部遅れているという、そういう意識でずっとやってきていますし、実際現場の状況を見てみますと被災者の状況、住宅にいつ入れるかという目途が立っていないところもあったりします。こういった状況については、とにかくできるだけ計画をしっかり作って、被災者の方々にその計画がいきわたって、いつ住宅に入れるような状況かわかるように、かつ一日も早い着工ができるようにということで、ここ半年間はそれだけを念頭において、特にそれに集中してきてやってきたつもりですけども、復興にはこれでいいというスピード感はありませんし、全体として住宅が全然建っていないところもあるわけですから、その部分については毎日やってきたつもりではあります。この国会報告については、事実を淡々と記述しており、様々な評価というのがこの報告書を見て頂いて、みなさんにやって頂ければありがたいと思います。

(問)関連してなのですけど、復興推進委員会ですとか定期的にまとめをしていらっしゃる「復興の現状と取組」を基本的にはベースにおいたものと同じような内容と考えていいのですか。
(答)それを見たうえで整理しているということです。「復興の現状と取組」ということでまとめてありますけれども、それを国会報告という形で整えたものとご理解頂けたらいいと思います。

(問)閣議の中では他の閣僚から何かこれについて触れたり等ありましたか。
(答)閣議の内容は言わないことになっておりますけども、何もありませんでした。

(問)東松島の訪問ですが、どんなことを念頭に視察、それから意見交換をされるのでしょうか。
(答)東松島市は前から行くと予定していたところで、あそこはCM方式等の取り組みについても早いところですし、東野蒜地区というところでは大規模な高台移転を予定していますけれども、その計画の策定も市長が先頭に立ってやっているところですので、ぜひその地区をもう一回見て、他の地区の先導役になってもらいたいということをもう一度お願いしたいと思っています。

(問)23年度予算についている災害復旧費の繰越しの問題なのですけれども、被災自治体の方でもう1年事故繰越しができないんじゃないかとかなり危惧しているようですが、現在の認識とこれからの取り組みについて伺わせてください。
(答)繰り越しについては、とにかく手続きを簡素化するということと、まず一つは今までの手続きについてさらに簡素化をするということと合わせて、最終的に、もう1年どうするかということについて調整中です。特に災害復旧等については、現場の声というのはきちんと受け止めて考えなければならないと思っています。

(問)昨日、鳩山元総理大臣が、次の衆議院選挙に立候補しないことを表明しました。TPPの推進であるとか、消費税率の引き上げとか、これまで野田政権の取り組んできたことに賛同できないということが理由ですが、政権交代後の初めての総理大臣が次出ないということに対して受け止めがあればお願いします。
(答)鳩山元総理は、民主党立党の立役者でもありますし、政権交代の立役者でもあります。また、総理大臣の経験者ということで、その方のご判断になりますから、私がとやかく言う話ではないと思います。そういう形のご決断ということですから、静かに受け止めるということと、今までのご活躍に心から感謝を申し上げたい、ということです。

(以    上)

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