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土屋復興大臣記者会見録[令和6年3月19日]

令和6年3月19日(火)09:05~09:15 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 本日、復興推進会議及び福島国際研究教育機構に関する関係閣僚会議の合同会合が開催されました。

 この会議では、私から現行の復興の基本方針の中間見直しについて説明するとともに、昨年4月に設立された福島国際研究教育機構、F-REIの1年間の取組状況について報告いたしました。

 総理からは、

・福島の本格的な復興・再生に向け、東京電力福島第一原子力 発電所の安全かつ着実な廃炉、避難指示が解除された地域における生活環境の整備、特定帰還居住区域の避難指示解除に向けた取組等を進めること

・F-REIについては、山崎理事長のリーダーシップの下、着実に歩みを進めているところ、世界に冠たる創造的復興の中核拠点として発展していくよう、引き続き政府を挙げて取り組んでいくこと

・現行の基本方針に沿って復興を前に進めるよう取り組むとともに、第2期復興・創生期間の後の復興の在り方についても本格的な検討を始めること

 などについて御指示がありました。

 また、その後の閣議において、現行の基本方針の変更について閣議決定いたしました。この方針に基づき、復興を更に前に進めることができるよう力を尽くす所存でございます。

 詳細は事務方にお尋ねください。

 以上です。

 

2.質疑応答

(問)今の御発言の今日の復興推進会議の件で。総理の御発言の中でも、最後の発言で第2期復興・創生期間の後の復興の在り方についても本格的な検討を開始すると。大臣は常々、令和7年度中にこの件に関しては結論を得るというふうに言っていますが、最終決定を待つ前に一定の方向性を示すという御発言もされていると思います。今後の議論の進め方をどういうふうに考えているのか、あとは、一定の方向性を示すスケジュール感を、今お話しできる範囲でお伺いできればと思います。

(答)まずは、地震・津波被災地域においては、今の第2期復興・創生期間において復興事業、その役割を全うすることが一番大事なことですからそれを目指します。

 そして、原子力災害被災地域については、令和3年度から当面10年間ということが決まっておりますので、いよいよ本格的な復興・再生に向けた取組を行っていくと。

 それから、同期間の5年目に当たる令和7年度に復興事業全体の在り方について見直しを行うとされておりますが、その前に、最終的には6年度の中でも今までの事業の在り方等、自治体等の意見も聞きながら、いろいろな状況を見極めながら、まずは7年度中にその段階での復興の状況を示していくということになると思います。

 もう既に、私も大臣になってから色々なところへお邪魔すると、皆様が今後のことについて相当心配されている状況を感じ取っておりますので、更に踏み込んでいろいろとお話をしながら、その後のことについてもしっかりと方向性を見いだしていきたいというところでございます。

(問)今、御発言のあった関連なのですが、中間的な見通しといいますか、中間的に何かを示すというのは、令和6年度中に何か被災者の方々に向けた形で示されるということなのか。その辺をもう少し詳しくお伺いできればと思います。

(答)今の段階、6年度中にどうのこうのというよりは、6年度の中で更に検討をきちんと進めていくという状況でございます。

 最後に今、お話ししたように、地域の声をしっかり酌むということが大事だと思いますので、その中でできること、できないことを見極めていくことが必要だと考えております。

(問)私のほうから2点ほど。先ほど、関係閣僚と閣議の様子をお話しいただいたと思うのですが、今回の基本方針の変更によっては、除染土の処理の関係で体制整備に向けた取組であったり、あるいは令和7年度以降の取組の進め方を示していくという旨が記載されているのかなというふうに認識しております。

 地元からすると重要な問題なのかなということなのですが、これについて今日の関係閣僚会議、あるいは閣議で発言がございましたら御紹介いただきたいというのが一つ。

 もう一つは、記載された除染土の処理について今後、どのように進めていくお考えなのか大臣の考え方を伺えればと思っております。よろしくお願いします。

(答)今日の閣僚会議で、それぞれの大臣からコメントを頂きました。除去土壌の問題は一番重い問題だと私は認識しておりまして、その除去土壌の問題について環境省が今、中心になっておりますが、それぞれの大臣が自分たちの役割について真剣に考えているという感じを受けました。

 そういう意味では、政府一丸となって、この除去土壌の最終的な処分について、これならみんなで一丸となっていけるという感触を私は持った次第でございます。司令塔として私自身、また各閣僚に対してもいろいろと意見交換をしていきたいという思いでおります。

 もちろん、環境大臣からは除去土壌の問題はしっかりと発言はありましたが、そのほかの大臣から、除去土壌は特に取り上げてはいなかったのですが、例えば経産大臣は、もちろんALPS処理水の問題、それから廃炉の問題等ありましたが、そのほかのそれぞれの立場で復興ということをしっかりと認識しているということを感じ取りましたので、また一緒にしっかりと協議をしながらいきたいという思いでございます。

(問)ちなみに、環境大臣の発言はどんな発言がございましたでしょうか。

(答)詳細は事務方からご説明させて頂きます。

(以  上)

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