復興庁復興庁
  • 文字サイズ
メニュー
閉じる

土屋復興大臣記者会見録[令和6年3月11日]

令和6年3月11日(月)15:40~15:45 於)トーサイクラシックホール岩手

1.発言要旨

 東日本大震災の発災から13年を迎える本日、岩手県の追悼式に参列いたしました。

 改めて、亡くなられた方々に対しまして哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての方々に心から御見舞いを申し上げたいと思います。

 これまで被災地の方の御努力や関係者の方々の御尽力により、復興は着実に進んでまいりました。地震・津波被災地域については、住まいの再建やインフラ整備などはおおむね完了している一方で、心のケアや水産加工業の売上げ回復等、引き続き取り組んでいく必要があることを実感しているところでございます。

 原子力災害被災地域においては、今後も中長期的な対応が必要であり、創造的復興の中核拠点を目指すF-REIの取組の推進、特定復興再生拠点区域の整備、同拠点区域外への帰還・居住に向けた取組など、新たな課題や多様なニーズに対応しつつ、本格的な復興・再生に向けて取り組んでまいります。

 引き続き現場主義に徹し、被災地に寄り添いながら震災からの復興に全力で取り組む所存でございます。

 岩手にも、私は大臣就任以来たびたびお邪魔しておりますが、まだ訪問していない市町がありますので、これからも足しげくお邪魔して、いろいろとお話を聞きながら復興に向けて頑張りたいと考えております。

 

2.質疑応答

(問)震災から13年たって、心のケアとか防災のほうに復興のフェーズが変わってきていると思うのですが、今後、国としてはどのように復興に尽力してきたいかと、具体的な戦略もお願いいたします。

(答)心のケアは、直後から始まっていると私は感じております。ただ、年数がたつにつれて、人によって大分心のありようがまた違うことを感じております。

 そういう意味で、きめ細かい対応が必要であり、長い年月が必要であると考えておりますので、復興庁としても、できる限り地域の自治体と協力しながら、一人でも多くの方が精神的に立ち上がれるようにしていきたいと思います。

 それで、今後、やはり復興庁というのは期限付きでございますので、心のケアが長期にわたるということになりますと、一般施策も含めて考えていく必要があるということで、そこへつなげることもしっかりとするのが復興庁の役割だと思っています。

 それから、なりわいについては、ここは一番重要なことだと思います。沿岸部の水産業、それから水産加工業は、ほかの地域に比べるとまだまだ災害の前に戻っていないのが現状でございますので、この点は更に支援を続けなければいけないかと考えております。

 それから、いつもお話が出るのですが、気候変動の関係かと思いますが、今までこの地域で取れるお魚の種類も変わってきているということでございまして、この辺は今後の研究をしていかなければならない部分でもあろうと思いますが、これも水産業の皆様といろいろお話をしながら、何が応援できるのか考えていく必要があると思っております。

(以  上)

ページの先頭へ