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土屋復興大臣記者会見録[令和6年2月27日]

令和6年2月27日(火)11:16~11:21 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 1点目、先ほど、ファム・クアン・ヒエウ駐日ベトナム大使が訪問くださいました。面会では、私から三陸・常磐ものをはじめとする地元産品や地域の魅力を発信するため、2月3日にベトナムホーチミン市を訪問したことを踏まえての御挨拶と意見交換を行いました。

 こうした外交関係者との意見交換は大変重要でありまして、今後も機会を捉えて行ってまいりたいと考えております。

 2点目として、原子力災害により避難されている住民の方々の今後の生活再建に向けた意向等を把握するために、住民意向調査を継続的に実施しております。今年度は富岡町、葛尾村、大熊町、双葉町、浪江町の5町村において実施しており、このうち大熊町、双葉町、浪江町の調査結果を本日、公表いたします。

 本調査のうち、住民の帰還の意向に関する質問につきましては、前回調査に比べ、大熊町、双葉町、浪江町の3町ともに「既に戻っている」及び「戻りたいと考えている」と回答された方の割合が増加いたしました。

 この点の詳細につきましては、後ほど事務方より御説明いたします。

  

2.質疑応答

(問)今ほどの調査の件でお伺いたします。具体的な結果は事務方でということだったのですが、「既に戻っている」、そういう割合が増加したということなのですが、大臣この結果の受け止めというか、分析というか、ありましたらお聞かせいただけますか。

(答)だんだん復興が目に見えてきて、戻る人が徐々に増えてくる中で、知り合いが戻っていくと、最初は「もう戻るのはやめようかな」と思っていた人たちが「やっぱり戻ってみたい」という気持ちになりつつあるのかなということを考えております。

 そういう意味では、やはり、もう帰還しないというような考えの方に対しても、今後も意向調査の中で、いろいろ町が変わってくるということの説明というのは、大事なのかなと考えております。

 付け加えますと、戻るのを考えている人にしても、もう諦めている人にしても、やはり町の復興の中で最も重要視しているのは医療関係が充実しているかとか、買い物に行きやすいかとか、それから、自分がだんだんと年を取ってきて介護は大丈夫なのかとか、この辺が一つの鍵になってくると思うのです。ですから、そこら辺をどこまで充実させられるかということで、今後、やはり帰還を諦めていた人も戻ってみようかなという気になるのではないかと思っています。

(問)今の関連で、政府として、今後戻りたい人がしっかり戻れるようにという、意向調査の割合で見えているということですし、今、正におっしゃっていた医療ですとか教育の関係の重要性もあると思うのですが、政府として、どのように帰還に対する支援をされていきたいかという部分がありましたらお願いします。

(答)もちろん、今後とも被災者に寄り添って、しっかりとお一人お一人の意向を聞いていくということが大事だと思います。ですから、正に言ったように、生活環境を充実させるために、政府としても自治体に対して後押しをしていきたいと思っています。

(以  上)

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