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土屋復興大臣記者会見録[令和6年1月9日]

令和6年1月9日(火)10:59~11:07 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 こんにちは。令和6年の年頭に当たり、所感を申し上げます。

 まずは、1月1日に発生しました令和6年能登半島地震におきまして亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

 復興庁からは5日から審議官1名、参事官3名の計4名に今回の地震の対応に回るよう指示したところです。引き続き、東日本大震災の教訓・知見の活用等、必要な連携をしていく所存です。

 さて、東日本大震災の発災から、まもなく13年が経過します。改めて、震災によって亡くなられた方に哀悼の誠をささげるとともに、遺族の方々、そして被災された全ての方々にお見舞い申し上げます。

 今もなお、被災地や避難先などで、困難な状況におかれている方や、不安を抱えている方々がいらっしゃいます。被災地の復興に全力を挙げるべく、私自身、今年も気を引き締めて職務に邁進したいと考えております。復興の司令塔として引き続き現場主義を徹底し、被災者に寄り添いながら、東日本大震災からの復興に全力で取り組んでまいります。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 2点目として、本日1月9日から1月14日までの日程でラオスとタイを訪問いたします。

 ラオスでは、日本ラオス友好議員連盟会長として、ラオス政府要人や議会関係者と会談を行う予定です。ラオスは東日本大震災の時にいち早く支援をしてくださった国であり、非常に大事な国だと思っています。

 タイでは、市民の方々に「三陸・常磐もの」をはじめとする地元産品や地域の魅力を発信するため、1月12日から14日までバンコク市内のショッピングモール内で『Genki! FUKUSHIMA』と銘打ったイベントを復興庁主催で開催し、私自らも出席して、トップセールスを行う予定です。

 イベントでは「三陸・常磐もの」のほか、福島県産の桃を使用した食品等の販売や、被災地の観光の魅力等に関する情報の発信を予定しており、今回のタイでのトップセールスにより、地元産品や地域の魅力をタイの方々に直接、私自ら伝えてまいります。

 また、この機会を捉えて、タイのワンスパキットゴーソン観光・スポーツ大臣やプームタム副首相兼商務大臣と会談を行い、タイへの被災地産農水産物の輸出拡大や、被災地へのタイ人観光客の誘客等について、私自ら直接働きかけなどを行ってまいります。

 3点目、令和5年度「新しい東北」復興・創生の星顕彰の受賞者の決定についてでございます。

 この顕彰は、被災地の課題解決に取り組み、魅力あふれる「新しい東北」の創造に向けて貢献されている方を顕彰するもので、今年度で8回目になります。応募総数123件の中から、地域の賑わい創出に取り組む団体や新技術導入で水産加工業の再生を進める企業、震災の伝承に取り組んでいる学生団体など、10団体を受賞者として決定いたしました。

 顕彰式については、2月11日に仙台市で開催する予定です。詳細については事務方へ御確認ください。

 以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)冒頭にあった能登半島地震の件ですけれども、参事官らに現地で地震対応するように指示されたということでしたが、改めてもし復興庁として今後の地震対応方針などがあればお聞かせください。

(答)東日本大震災での様々な経験を持っておりますので、これからの復旧・復興に係る様々な教訓と知見は能登半島地震への対応においても活用されるべきものと捉えていまして、復興大臣としても連携・協力していきたいなと考えているところでございます。

(問)2点ほど。1点目に参事官が能登の現地に行かれたというお話をされたと思うんですが、もうちょっと具体的に、おそらく参事官以下の方も行っているのかなと、復興庁として現地にどのように関連しているかというのをまず伺いたいというのが1点目です。

 もう1点は、かねてからいろいろ指摘があったことだと思うんですけれども、これだけの組織と陣容を、大臣もおっしゃられたように、東日本大震災の豊富な経験も持っているという中で、東北の復興というよりは、もう少し日本全体の防災について復興庁が関わっていくような新しい組織づくりみたいなものを今後考えていく必要があるのではないかというような意見も世の中にあると思います。もちろん、国の組織の問題なので政府の方針で、大臣の個人的な見解になってしまうとは思うんですが、大臣の個人的な見解で結構ですので、お考えを伺わせていただければと思っています。よろしくお願いします。

(答)今、参事官1名は6日より石川県庁において対応に当たっているところでございます。いろんなところからお伺いするには、人が足りないという話は聞いておりますので、今後、状況が刻一刻と変わっていく中で職務の内容もその都度変わっていくと思いますけれども、現地での支援、東京での対応、いろいろあると思いますけれども、できる限り我々は対応して応援をしていきたいと考えております。

 それから、2点目の問題でございますけれども、今、おっしゃったように、これは政府の方針の中で考えるべきものですので、現時点でお答えはできないんですけれども、ただ、東日本大震災の知見は、13年の中で、刻一刻と変わる状況というのも大変厚い知見を持っていますので、そういう意味では、本当に役に立ちたいと思う気持ちでございます。これは私の私見でございます。

(以  上)

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