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土屋復興大臣記者会見録[令和5年12月8日]

令和5年12月8日(金)10:00~10:07 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 1点目、今週12月5日に福島県から避難されている方々に対して相談対応等の支援を行っている生活再建支援拠点団体が参加する会議に出席いたしました。出席された各拠点団体からは、避難されている方々の現状や各団体の支援活動などについて御報告をいただきました。震災から12年以上が経過し、避難されている方々の抱える問題が多様化・複雑化する中で、訪問による相談対応や交流会の実施など、支援の重要性を改めて認識いたしました。

 日頃、避難されている方々と直接接している支援者の方々からは、避難者が帰還に関して様々な思いを持っていること、避難生活が長期化する中で、高齢化による課題が出てきていること、自治体をはじめとする関係者との情報共有・連携体制の構築が重要であること等、具体的なお話を伺うことができ、非常に有意義な場となりました。引き続き現場主義の下、被災者の方々や支援されている現場の方々と直接言葉を交わしながら、復興に全力で取り組んでまいります。

 今まで私も各地域を回らせていただきましたけれども、首長さんとか比較的先頭に立っている方にお会いする機会が多く、本当に個々の避難されている方との交流というのは一部にすぎなかったので、この会を通して本当に各地で避難されている人たちの思いや、それから状況を聞くことができまして非常に参考にもなりましたし、また今後、私が被災地にお邪魔して、これからその地域で頑張っている方々とお会いしようと思っているんですけれども、そういう時にもこの情報が非常にプラスになるかなと思った次第でございます。

 2点目、復興庁では、F-REIや福島県等のパートナーと連携しながら、浜通り地域等において、民間企業等の最先端の知見や技術、ノウハウを活用しながら、官民共創型で生活環境向上のための実証事業に取組むプログラム「浜通り復興リビングラボ」を本年度から開始しております。地元では市町村ごとに多様な地域課題があるわけでございますが、民間の知見も活用しながら、リビングラボでそういった課題にきめ細かく対応することを目指しております。

 今回、市町村の課題説明に応じ、民間企業14社から12の実証事業の御提案があり、これまでのところ7つの実証事業が、9市町村と民間企業9社の参加を得て実施されることになりました。リビングラボ実証事業の本年度の進捗状況や課題等を共有し、浜通り地域等におけるリビングラボの目指す方向性を参加者で議論するため、2月28日、富岡町文化交流センター学びの森にて第2回「浜通り復興リビングラボ」シンポジウムを開催します。官民で強力に連携しながら、復興庁としても、様々な地域課題を抱える地元の皆様に寄り添い、浜通り地域等の生活環境整備にしっかりと取り組んでまいりたいと思います。リビングラボのマッチング結果やシンポジウムの詳細については、事務方にお問い合わせください。

 以上でございます。

  

2.質疑応答

(問)冒頭で御発言がありましたリビングラボについてお伺いしたいんですけれども、こちらは地域の活性化と、あと住民の移住・帰還を含めた人口増にも期待できるところがあるかなと思うんですが、その辺の期待感をお願いできればと思います。

(答)大変期待しております。それで、この民間企業14社から12の実証事業の御提案があったということを本当にうれしく思います。一つ一つがうまくいって、そして住民の帰還とか地域のコミュニティーづくりにこの事業が本当に広がるためにしっかりと根を下ろしてもらえればなと思っているところでございます。

(以  上)

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