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土屋復興大臣記者会見録[令和5年12月1日]

令和5年12月1日(金)9:59~10:05 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 おはようございます。

 1点目、復興庁の万博関連ポータルサイトの公開についてです。復興の進捗や被災地の状況について、各種の機会を捉えて、正確な情報を随時分かりやすく発信することは重要です。世界各国の注目が日本に集まる2025年大阪・関西万博の機会を活かし、復興しつつある姿を世界に発信することとしています。これは復興基本方針等にも明記されております。万博では、Build Back Better、「より良い復興」をコンセプトとし、災害対策・震災伝承、食・水産、最新技術やF-REIなどに関する「復興ストーリー」を展示すべく、準備を進めているところです。

 今朝の河北新報の広告にも掲載されておりますが、万博への復興関連企画の出展について、より多くの方々に関心を持っていただくため、本日、2025年大阪・関西万博復興ポータルサイトを公開しました。お手元にQRコードを記載した資料を配付しております。今般のポータルサイトの公開を契機として、今後、情報発信に取り組むとともに、様々な広報を実施してまいります。

 2点目、12月4日、復興庁において「福島」をテーマとする外国人日本語作文コンクールの表彰式を行います。このコンクールは、世界各国で日本語を学んでおられる方々に、日本語で作文を書くことをきっかけとして、原子力災害からの復興の現状や福島の安全性と魅力などについて理解を深めていただき、風評の払拭を図るために開催したものです。

 コンクールには国内外31の国や地域から878作品の応募があり、審査の結果、復興大臣賞、福島県知事賞などを含む10名の受賞者を決定いたしました。受賞者には復興の現状などを実際に見て実感していただくため、12月2日と3日、福島県の浜通りに招待することとしています。また、12月4日には、諸般の事情が許せば、私から表彰状を授与する予定です。そのほかの詳細については事務方にお尋ねください。

 3点目、原子力災害により避難されている住民の方々の今後の生活再建に向けた意向等を把握するため、継続的に実施してきております住民意向調査を、今年度、富岡町、葛尾村、大熊町、双葉町、浪江町の5町村において実施しております。このうち富岡町、葛尾村の調査結果が取りまとまりましたので、本日公表いたします。

 本調査のうち、住民の帰還の意向に関する質問につきましては、前回調査と比べ、富岡町においては、「戻っている」及び「戻りたい」と回答した方の割合がわずかに増加しました。葛尾村においては、「戻っている」及び「戻りたい」と回答した方の割合が減少し、「戻らない」と回答した方の割合が増加いたしました。

 このほか詳細につきましては、後ほど事務方より説明をいたします。残りの大熊町、双葉町、浪江町につきましては、調査結果が取りまとまり次第、公表いたします。

 以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)今、発表があった意向調査の件なんですけれども、大臣の意向調査の結果の受け止め、所感をお伺いします。

(答)富岡町では(「戻っている」及び「戻りたい」と回答した方の割合が)わずかに増加しており、葛尾村では減少しているという結果についての私の所感ということでございますよね。それぞれの町の環境も大分違うと思うんです。そういう中で、やはり医療、介護、買物環境など、そういう生活環境が整っていないということを理由にしている方も結構多いので、やはりこれからももっと皆様が住みやすい、戻りたいなと思う生活環境をいかにつくるかということが大事かなと思いました

(以  上)

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