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土屋復興大臣記者会見録[令和5年10月10日]

令和5年10月10日(火) 10:59~11:08 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨
 

 1点目、本日、都内で、福島県から避難されている方々とお会いし、お話を伺います。福島県から東京都、埼玉県、千葉県に避難されている方々の生活の状況や思いを直接お伺いし、今後の復興政策に生かしたいと考えております。当日の模様は次回の会見で御報告させていただきたいと思います。

 2点目は、10月11、12日に、明日ですが、福島県を訪問いたします。

 明日11日には、いわき市、双葉町を訪問します。いわき市では、小名浜魚市場を訪問し、野﨑会長をはじめとした福島県漁業協同組合連合会の方々と意見交換を行うとともに、いわき市の観光物産センターである、「いわき・ら・ら・ミュウ」を訪問します。双葉町では、先行除染地域を含む特定復興再生拠点区域外を視察するとともに、車座懇談会を行います。

  明後日12日は、浪江町、大熊町を訪問いたします。浪江町では福島国際研究教育機構、いわゆるF-REIの本施設整備予定地を視察するとともに、大熊町では先行除染地域を含む特定復興再生拠点区域外を視察します。

  3点目、地域復興マッチング「結の場」について、10月17日に岩手県、宮城県、及び福島県の3県同時に開催します。

「結の場」は、被災地域企業に大手企業とのマッチングの場を提供し、豊富な経営資源を有する大手企業からの助言や提案を通じた経営課題の解決や、大手企業との商談を通じた販路開拓により、被災地域企業の支援に資することを目的としています。

  今年度の「結の場」では、岩手県、宮城県、福島県の3県から水産加工・食品関連企業を中心とする23社、支援提案企業としては食品小売り・流通関連企業を中心とする21社にご参加いただくこととなりました。

  被災地の特産品や被災地域企業の魅力を全国へ発信する一助となるよう、報道陣の方々にも、是非「結の場」の様子を現地の会場で取材していただきたいと思います。よろしくお願いします。

  以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)復興と関係ない話で恐縮なのですが、大臣の地元の埼玉についてお伺いしたいと思います。

  今、埼玉県議会に提出されている虐待禁止条例の改正案についてお伺いしたくて、ベビーシッターだったりとか、学童だったり待機児童などの問題の仕組みが整えられていない中で、親に過剰な負担を強いる方向になっているのではないかという指摘があったり、そもそも岸田内閣として目指している、社会全体で子どもや子育てを支える社会の実現であったり、主に子育てを担っている女性が活躍できる社会というのと、こういう動きと逆行するのではないかという声もあるのですが、この条例案について大臣の受け止めをお願いいたします。

(答)これ、県議会が条例案を出してきたということでは、我々国政から地方自治に対して、基本的には、その条例案に意見をするということはなかなかない話ではございますが、今、県議会もその中身について、これから団でお集まりをするような話も伺っております。今のところ我々国会議員団といたしましては、その様子を見守っていくということでございまして、私は現在団長をしておりますので、国会議員団の意思共有をするということが今、一番大事かなと思っております。

(問)関連で。早ければ今週の金曜日に可決となる見通しだと思うのですが、それまでに大臣として何か対応を取るというようなことは考えていらっしゃいますか。

(答)今日の12時ぐらいに団が集まって、今、いろいろなところで意見が出ておりますので、県議団も少しみんなの意見を集約しながら、今後どうするかということを決定するらしいということを聞いております。その様子を我々は見守って、その後に、その状況において団としてどういう方向性をつけるかということになるかと思います。

  今の段階では何も決まってはおりませんが、一応、国会議員団としては、何かあった場合に意見を一つにまとめていこうという意思だけは共有しております。

(問)明日からの福島県訪問についてお伺いしたいと思います。2つありまして、漁協連合会との意見交換ではどういったお話をされたいかということと、大熊町で、先行的に除染をする区域を含む拠点外の地域を視察するということですが、どういった点を主に重点的に回りたいかという2点をお願いします。

(答)以前から野﨑漁協組合(連合会会)長とはお会いしたいと思っておりました。そういう中で、現状、いろいろな情報は聞いておりますが、やはり生の声は現場を一番よく分かっている組合長さんに聞くのがいいと思いますので、ALPS処理水の影響がどのようになっているか、どのように推移しているか、その点、それと漁業者の皆様がどんな思いで今、漁業を営んでいるかとか、そういうことの生の声を聞いてきたいなと思っております。

  それから、もう一つは除染の問題ですね。大熊だけではなく双葉でも先行除染地域を見ますが、私も今、一回り、一生懸命回ってきまして首長さんとはいろいろなお話をしてきましたが、正に現場に立っていない中で現場を見るということは大事だと思いますので、先行している除染の地域がどうなっているかしっかりと見て、問題点や感じるところがあれば、除染のほうは環境省がやっておりますので環境省とも話し合いをしていきたいという思いです。

  取りあえずは、まずは行ってみないと分かりませんので行ってきたいと思います。


(以  上)

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