1.発言要旨
1点目、本日、復興推進会議が開催されました。この会議では、私から復興加速化への取組について説明をいたしました。
総理からはALPS処理水について、安全性の確保に万全を期するとともに、風評影響やなりわい継続に対する不安に対処すべく、ALPS処理水の処分が完了するまで政府として全責任を持って取り組むこと。帰還困難区域における避難指示の解除に向けた取組を着実に進めること。本年4月に設立されたF-REIについても、体制整備に向け関係機関において連携して取組を進めることなどについて御指示がありました。
私といたしましては、総理からの御指示を踏まえ、復興の司令塔として被災者に寄り添いながら、東日本大震災からの復興に全力で取り組んでいく所存でございます。
2点目、先ほどの復興推進会議において総理からも御発言がありましたとおり、本日第1号として大熊町及び双葉町の特定帰還居住区域復興再生計画を認定いたしました。今後、認定した計画に基づき関係省庁と連携しながら、除染をはじめとする避難指示解除に向けた取組をしっかりと進めてまいります。詳細は事務方にお尋ねください。
以上でございます。
2.質疑応答
(問)今、大臣から御発言のありました大熊町と双葉町の特定帰還居住区域について伺います。今日、まさに第1号ということで認定に至りました。大臣としてのその御所感をお伺いします。
また今後、大熊町、双葉町以外の富岡町や浪江町などで同じようにこういった復興再生計画策定が検討されると思いますが、まだ残された市町村について今後どのようなスケジュール感で行われる見通しなのか、分かる範囲で教えていただければと思います。
(答)私は大熊町、双葉町に訪問しましたけれども、その際にも一日も早くということで要望がありました。ですから、かなりスピードを持って結果が出せたのかなという感想でございまして、これからは除染に向けて、まさに重要な時期になると思います。また、大熊町においても双葉町においても除染を一日も早く完了させてほしいというのが大きな御要望だと思いますので、環境省と一体となって、一日も早く完全に除染できるように頑張っていきたいと思います。
それから、それ以外の地域も要望は前から各市町村からも来ておりますので、できる限り進めていきたいと思います。
あくまでも自治体において帰還希望者を募ることが重要であり、また、それにおいて区域確定も自治体との計画に沿って我々も決定していくことになると思いますので、これからも引き続き、各自治体との協議というのが非常に重要なのかなと思っています。しっかりと進めてまいりたいと思います。
(問)今の関連でもう一点。特定帰還居住区域が認定されましたけれども、残る帰還困難区域もかなり大きな面積を残していて、そちらについてもまだ全く避難指示解除のめどは立っていません。政府はこれまで、残された帰還困難区域についても必ず除染をして避難指示解除をするという方針を示されていますけれども、今回の特定帰還居住区域からも恐らく外れるであろう帰還困難区域については、大臣としてはどのような形で取り組まれるお考えでしょうか。
(答)相当時間はかかると思いますけれども、順次、帰還希望者がいる地域においては、政府といたしましても最後の最後まで責任を持って取り組むという決意に揺らぎはないということを思っておりますので、その意志を強くして頑張っていきたいと思っております。
(問)今の関連ですけれども、大臣は今ほど、大熊、双葉に関して一日も早く除染ということですけれども、年内にも開始したいとか、そのあたりでお話しできることがあればお願いします。
(答)一日でも早く住民の方が帰還できるように関係省庁とも連携して、できるだけ早く除染やインフラ整備などの各種事業に着手したいと思います。
特に先ほどお話ししたように、除染は環境省が責任を持っていますので、環境省ともしっかりと話し合いをしながら、今の段階でいつまでとなかなか答えが出ませんけれども思いは一日も早くでございます。
(以 上)
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