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土屋復興大臣記者会見録[令和5年9月22日]

令和5年9月22日(金)11:00~11:13 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨
 

 前任の渡辺大臣が3週間ほど前に発表いたしました「浜通り復興リビングラボ」でございますけれども、9月19日にシンポジウムを双葉町で開催いたしました。

 このリビングラボは、民間の最先端の知見や技術、ノウハウを活用しながら、官民共創型で生活環境改善に向けた実証を行う取組でございます。地元では市町村ごとに多様な地域課題があるわけでございますが、リビングラボでそういった課題にきめ細かく対応することを目指しております。

 このシンポジウムでは、官民共創やリビングラボのコンセプトについて、有識者からの御講演のほか、先進事例の紹介を行うとともに、技術力とともに志も高い民間企業から頂いた12の御提案を披露いたしました。また、参加者は浜通り地域等の15市町村や民間企業、F-REIや福島県庁をはじめとするリビングラボのパートナーの皆様など約140名に上り、関心の高さがうかがえました。

 民間企業の皆様から頂いた12の御提案につきましては、今後速やかに浜通りの市町村との間で、実証事業の実施に向けて調整を行ってまいります。更にこのシンポジウムにおいて、浜通りの復興状況や復興施策などについて情報を共有しながら、民間企業間での連携を推進するため、官民共創の組織「浜通り復興応援ビジネス・ネットワーク、通称、チーム浜通り」を結成することを発表いたしました。

 リビングラボに提案いただいた民間企業に加え、関心表明いただいた民間企業の合計25社及びリビングラボのパートナーの皆様から御参加の表明をいただいております。今後、官民で強力に連携しながら、復興庁としても様々な地域課題を抱える地元の皆様に寄り添い、浜通り地域等の生活環境整備にしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。

 リビングラボ、シンポジウム及びチーム浜通りの詳細につきましては、事務方にお問い合わせしていただければありがたいと思います。

 以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)先日の週刊新潮の報道の件で教えていただきたいんですけれども、土屋大臣が代表の資金管理団体「竜の会」が、御実家に御所在されているけれども、その家賃の支払いがされていないと。その家賃計上がないことについて、家賃相場に基づいた金額が政治団体に無償で提供されている旨を報告書に記載しなければならないような指摘もありましたけれども、その点をどのように考えていらっしゃるかというのと、訂正される御予定があるかの確認をさせていただければと思います。

(答)弁護士とも相談して今は対応していきたいと思っております。

(問)訂正される方向で御相談という感じでしょうか。

(答)ではなくて、弁護士が法律的にどうかとかいう、そういう次元で調査とかをして、どういう手順になるかについて、私はまだ聞いておりませんけれども、弁護士が今調べているというところでございます。

(問)今の質問の関連で申し上げますと、要は弁護士の方が検討中だと。これは結論が出て、もし訂正するということになった場合、私どもに御連絡を頂けるとありがたいなと思っています。これは要望させていただきたいと思っております。

 もう一点ございます。フラワーアレンジメントの関係。昨日も若干大臣のほうから御説明してくださったと思うんですが、フラワーアレンジメントを行っていたのは、この記載があった10年から12年の3年間の間のわけで、その前後はやっていらっしゃらなかったという理解でいいのか、そこを確認させていただければ。

 つまり、2つの会のほうに家賃が記載されているのは10、11、12でございまして、その後については家賃が記載されていないと。恐らく、これは私の想像ですけれども、議員の職との関係でその頃は少しお時間がある時だったのでやっていらっしゃって、その後はやっていらっしゃらないという理解なのかなと私は思ったんですが。いずれにしても、事実関係の確認が必要だと思いまして、まずそこについて伺わせていただければと思っております。

(答)その後はやっておりません。

(問)分かりました。大臣の御説明だと、そちらのほうで事務所、政治活動の拠点としての実態があったと。そこで折半する形で計上したという御説明だったと思うんですが。とすると、赤坂の事務所というふうに伺っておるんですけれども、その赤坂のほうのフラワーアレンジメントをやられた教室の場所でどんな政治活動をやっていらっしゃったのかということを御説明いただけると幸いでございます。

(答)赤坂ではなくて、今のは目黒区青葉台の話でしょうか。

(問)青葉台ですか。

(答)はい。

(問)会社名は青葉台だったんですけれども、借りている部屋も青葉台という理解でいいですね。

(答)目黒区青葉台に教室を開いておりました。

(問)失礼しました。では、そちらのほうは政治活動の拠点にもなっておられたので、その政治活動部分については資金管理団体から出していたと。

(答)そうですね。

(問)フラワーアレンジメントのところは自分で出したという御説明だと理解しているんですけれども、違いますか。

(答)さかのぼると約9年前にその家賃を折半して割っています。そこの中身が知りたいということですね。どのように政治活動に使っていたかということですね。

(問)おっしゃるとおりです。

(答)私はフラワーアーティストでお花も教えていまして、自分の教室がそこだったんです。それで生徒さんに教えに行くことがその頃回数が多かったので。どうしても会館を借りていても、会館にいる時間が移動したことによって少なくなると、打ち合わせとか、それから地元からお客さんが来た時も一々また会館へ戻っていくということが多かったので、それでは一部事務所として使えないかと。

 その頃、政治資金規正法の中で、そうやってただで借りていると、またそれは問題があるからきちっとしたほうがいいということで、大家さんに、使う時間を自分なりに折半して、私は政治資金からも払いますけれども、メモリーという会社からも払いますと。そのフラワーの教室からも払わせてもらいたいということをお願いして。それでないと、例えば私が借りている部分をメモリーに渡すと、それは非常に誤解を生む可能性がありますよね。だからきちっと分けようということで大家さんと話をして、大家さんはそれでいいですよということだったので、話をした結果、使わせていただいたということ。実態がなくなったのでやめたということです。

(問)すみません、議員会館との往復の話が。私の理解が間違っていたら言っていただきたいんですけれども、当時は議員の職がなかった時だから。

(答)なかった時もあります。

(問)会館はなかったんじゃないかなという気がするんですけど、そうですよね。

(答)そうです。落選した時がど真ん中に入っているんです。ですからその時は完全に東京事務所はないので、しっかりとそこでいろんなことをしたと。

(問)通常、議員会館でやっていらっしゃるような面会であったりとかそういうようなものを、そのフラワーアレンジメントのお部屋のほうで法人でやっていらっしゃったと。そこについて資金管理団体から支出されておったと。そういう理解で。

(答)そういうことでございます。

(問)別の話題ですけれども、昨日、宮城県を訪問ということで、来週には岩手県のほうを訪問されると思います。

(答)楽しみにしています。

(問)福島県と違った課題を両県は持っていると思うんですけれども、まず昨日の宮城県の訪問の振り返り、もう一点が、来週岩手県の訪問でどのようなことを期待するか、お考えをお聞かせください。

(答)福島を回った後に宮城へ行って村井知事と話をさせていただいた中では、もちろん福島にとっての同じような状況はあるんですけれども、心のケアというのは非常に最初に出てきた言葉だったと思います。被災から13年もたつけれども、やはり心のケアは難しい。そういう中で、いろいろ今後の課題を抱えているので、支援を引き続きお願いしたいということがありました。

 それから、一番はやっぱり風評被害の大きいということかなと思います。というのは、販路ですよね。売り先の問題、中国の問題が大変大きいと思いますけれども、比較的一般の方たちはALPS処理水に関してはそんなに危険とかそういう意識を持っている方は少ないということを聞いてまいりました。

 ですけれども一番は、やっぱりまだまだ産業のなりわい再生が進んでいないということで、この辺のサポートが欲しいということと。それからこの地域は移転元地、造成地の土地活用の問題が大きいのかなと思いました。

 なので、これらの使い勝手とかをどのようにしていくか。もちろん県と相談しながら復興庁としてはサポートしていくということなんだろうと思っています。多分岩手のほうも似たような部分があるんだろうと思いますけれども、この点は達増知事にお会いして、そしてお伺いしたいと思います。

 それから、私が最初に記者会見した時だったのかなと、記憶はちょっと定かでないんですが、岩手に行ったことはありますかという質問を頂いたのは。そうですよね。私もあれから気になって、自分の今までの岩手の関係を、あの時はスキーしか思いつかなかったんですけれども大事なことを忘れていまして。奥州市というところがありますよね。奥州の岩手・宮城地震の時に私は災害特の理事をしていまして、あの地震が起きた翌日、それこそメンバーとナッパ服を着て長靴を履いて新幹線に飛び乗って奥州市に入りました。その時のすごさというのは今でも頭に浮かんでおります。そういうことでは災害で入ったことがありますのでお伝えしたいと思います。


(以  上)

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