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秋葉復興大臣記者会見録[令和4年11月29日]

令和4年11月29日(火)15:29~16:07 於)復興庁記者会見室 

1.発言要旨

 「東日本大震災の復興政策10年間の振り返りに関する有識者会議」第2回の会議を、週明けの12月5日月曜日に開催をする予定でございます。

 前回の会議においては、有識者の皆様から、被災者支援、住まいとまちの復興や産業・なりわいの再生など、多岐にわたって、貴重な御意見をいただいたところでございます。

 次回の会議では、被災3県から10年間の政府の復興政策について御意見を発表いただくとともに、有識者の皆様に引き続き御意見をいただくこととしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 冒頭、私からは以上です。

 

2.質疑応答

 

(問)幾つかお伺いしたい点があるんですけれども、まずは今日の閣議後会見なんですが、委員会の前の早い時間に設定しなかったということの理由を教えていただけますでしょうか。

(答)私が決めているわけではないんですけれども、前回、どうしても、予算委員会のときには、時間がどうしても限られていますので、しっかり皆さんからの質問の時間を取ったほうがいいのかなという事務方の配慮だったのかもしれません。

 

(問)閣議後会見の時間を、結果的に今日は2回変更なさいましたけれども、これの理由についても教えていただけますでしょうか。

(答)いや、私は1度も変更してないと伺っていますが。記者会見を含め、日程については諸般の状況を総合的に勘案して設定しているということでございます。私自身は、この時間だと最初から伺っておりました。

 

(問)諸般の状況というところなんですけれども、答弁の準備に当てるのに時間が必要だったというような事情が、そこには含まれていたりするのかどうか、教えていただけますか。

(答)いや、15時でも15時半でも、既に答弁は終わっていたというふうに理解しておりますが、2時40分に委員会は終了しておりますので、2時50分だったですかね。

 

(問)先ほどの締めくくり質疑のところでのお話の続きになりますけれども、宮城県の選管に提出した活動日程に係る記録、事務所から情報公開の請求の手続を取るというお話が出ておりましたけれども、先ほど来からの進展が、もしこの時間までにありましたら教えてください。

(答)私の知る限り、ぜひ理事会から要求があれば出させていただきたいということは、答弁させていただいております。ただ時間がないということで、一般の宮城県の情報公開の場合ですと、たしか請求してから15日以内に開示をするということでありますので、時間がないということから閲覧という御質問いただいたんですが、先ほど国会でも御答弁させていただきましたとおり、閲覧というのは、誰が、そして、どこまでが見れるのかということも含めて、本当に全くこれは分からないわけでありまして、できるだけ私も早く疑念を解消させたいもんですから、提出したいという思いはいっぱいでございます。

 実際、先ほどの締めくくり総括終了後に、いわゆる理事会のメンバーから報告をいただいたところによりますと、今日、私どもの事務所のほうで、既に何か閲覧をさせていただいたようでございまして、で、それは写メを撮ったりコピーができないので、公開できる範囲での名前や要件というものを野党の方にも報告をしていると、報告はもう終わったんですね。そのように聞いておりますので、野党の皆さんが要求した、今日の先ほどの委員会で要求をいただいた、いわゆる届出書ですね。活動実態とか日報みたいなのは現実にない、存在してないわけですので、届出書になると思いますけれども、それは既に情報公開請求をすると15日間かかるということで、委員会終了後、御覧をいただいているということは報告を受けたところです。

 

(問)関連で伺います。秋葉大臣が国会でも同じ言及があった、去年の衆院選の際に平和連合の会合に出席していたのではないかという件について、野党が国会で提示した大臣のスケジュール表なんですけれども、弊社の記者も、秋葉大臣の事務所のほうから同じスケジュール表を頂いておりまして、こちらのこの会合、いわゆる事実というか、事実のスケジュールとして事務所から提示いただいたものなんですけれども、この会合に出席したかどうかというのは、改めて秋葉大臣、どういうふうに御認識されているんでしょうか。

(答)いや、今初めてその御質問を伺いました。国会で先ほど後藤委員だったですか、同じような質問があったんですけど、入手経路はどうだったとか、実物はどうかなのか、私ちょっとまだ見ておりませんので、そして、私の事務所から出たというのは本当のことなんでしょうか、逆に伺いたいんですが。

 

(問)弊社の系列の記者から、事務所からいただいたもの、提示いただいたスケジュールだというふうに。

(答)そうですか。じゃ、事務所からもらっているのかどうかも含めて確認をして、そこにどういう記載があるのか、私もチェックしてみたいと思います。ただ、国会でも既にお答えしているとおり、私の知り得る限り、今問題になっているような旧統一関連の関係の団体、そこが主催する会合に出た覚えは本当にございません。

 

(問)スケジュールの中では、10月26日の1時半から、平和連合の桂市民センターというところで開かれた会合に出席のスケジュールが提示されているんですけれども、それは今のところ御記憶がないということですか。

(答)恐らく出席はしてないと思いますし、仮にそういう行事があったとしても、だいたい代理で誰か出ているのかもしれませんし、とにかく事実関係が分からないでこのように答えますと、皆さんがいろいろ報道されますので、それはやはり事実関係が分かってからしっかり報道していただければと思います。私、少なくとも事務所からは、もう残ってないというふうに秘書からは聞いておりますので、事務所からそれが何かマスコミに流れたということが、どういう理由なのかもよく分かりませんし、何日にとおっしゃいましたか、私自身、それ見ておりませんので。

 

(問)これから確認されると。

(答)もう確認もさせていただきたい。ただ、私の知る限り、日程表はもう残ってないと聞いていますので、私に出せないものがマスコミに出せるはずがないと思うんですね。ちゃんと確認していますから、残っているのかということを確認したら、もうないということで聞いておりますのでね。ですから、今の御質問の前提にありますような、事務所からもらったということの意味がよく分からないので、そちらは間違いなくもらっているということなんでしょうけども、それを含めて誰がどういう、御社は何社になるんですか。

 

(問)TBSです。

(答)TBS。

 

(問)はい。で、TBCの記者が。

(答)TBCの記者に出したということなんですね。仙台、地元の東北放送ですね。

 

(問)はい。

(答)分かりました。それを前提に東北放送の記者に日程表出したのは誰かということで、ちょっと確認させていただきます。

 

(問)27日の福島日程をキャンセルされた件なんですけども、大臣、国会で関係者の方に御迷惑をおかけしたというふうに陳謝されていますけれども、具体的には、この日程変更でどのような関係者にどういう御迷惑があったというふうに御認識になっているかを伺いたいと思います。

(答)具体的には、中間貯蔵施設の視察でございましたので、これも国会でも答弁させていただいておりますけれども、中間貯蔵施設の所在自治体の皆様にやはり御迷惑をかけたと、このように思っておりますので、これについては本当に心からおわびを申し上げなければいけないと思っております。

 いずれにいたしましても、私としては国会で様々な質問が集中いたしましたので、国会での審議において、やはり十分な丁寧な説明をしていく必要があると考えて、やはり現地現場主義で皆さんも御案内いただいているとおり、これまでもやってまいりました。それと同じように、国会でのこうした御疑念にも答えていく、2つの使命があるということの認識から、今回は御疑念をいただかないように、そういった判断をさせていただいたところでございます。

 いずれにしても、これからも被災地あるいは被災者の現地現場の生の声というものに十分耳を傾けながら、これを復興行政にしっかりと反映をしていくことが私の責務だと思っております。歴代の大臣の視察の状況までよく分かりませんけれども、少なくとも就任以来この3か月間の間に、数えてみますと23回にわたって現場に入らせていただいていることも事実であります。今回延期してしまった件は、本当に関係者の皆さん、すなわち今の御質問でいいますと、中間貯蔵施設立地自治体の皆さんということになりますけれども、心からおわびを申し上げたい、このように思っておりますが、御迷惑をかけたわけですから、今のところ12月18日にお伺いするように、次の日程を調整をさせていただいているところでございます。

 また、本当に、この臨時国会が始まって、本当に立憲民主党の10名以上の先生方から御質問いただいたわけでございまして、私の政治資金や選挙活動について、いろんな指摘をいただきました。これまでも、私自身は、国会の場であるいは記者会見の場でも、御質問があれば丁寧に説明してきたつもりでございます。実際に予算委員会や理事会からの要求された資料につきましても、これまでに様々な領収書やあるいは政策のビラをはじめ、可能な限りのものを提出してまいりましたし、先ほども御質問いただいたところですが、今日の委員会審議で要求のありましたものについても、原本は、そういうことで15日間ということで、ただ、ほとんど黒塗りになるようなことも聞いていましたけれども、その黒塗りになる前のものを理事会では提出いただいたということも聞いておりますし、私としては、もうやれることは最大限やらせていただいているというふうに思っております。今後とも、引き続き誠意を持って丁寧に、こうした御疑念の解消、そして説明責任をしっかりと果たしていきたいと、このように考えているところでございます。

 

(問)中間貯蔵施設だけではなくて、浪江町も4か所視察予定だったと聞いているんですが。

(答)失礼しました。中間貯蔵施設のほかにも、浪江町の請戸小学校と、道の駅なども予定していたようでございます。大変失礼しました。

 

(問)そこで、町の自治体の方というのが案内の予定だったということなんでしょうか。その辺りの関係者の。

(答)ちょっと私も細かいことは分からないもんですから、事務方にお尋ねいただければ、全て答えるようにさせていただきたいと思いますが、いずれにしても大事なことは、日程を変更したわけですから、もう御迷惑をかけたことは本当に私も心苦しく、おわびを申し上げなければならないと思っております。

 今まで23回現地に足を運んだ中で、そういったことはございませんでしたので、今後こういった形で御迷惑かけないようにすることが何よりも大事だというふうに思っておりますので、しっかりと取り組んでまいりたいと思いますし、また御案内のとおり、昨日も予算委員会の最中ではありましたけれども、夕方からの有識者会議は予定どおり実施をさせていただいたところでありますし、また明日からも予算委員会、参議院に場を移して続きますが、先ほど御報告させていただきましたように、来週の振り返りの会議もしっかりと開催をさせていただく予定でございまして、本当にこの大事な復興行政に遅滞が生じることのないように、誠心誠意取り組んでまいりたいと、このように思っております。

 

(問)最後に1点だけ、視察が大臣ができなくなった場合に、例えば副大臣であるとか、政務官が代わりに行くというような選択肢はなかったんでしょうか。

(答)私の知る限り、竹谷副大臣については、もともと福島県を御担当いただいていて、これは誰かが代理で行けばというんじゃなくて、私の問題意識としては、やはり担当の大臣、副大臣、政務官は全員やはり行くべきだろうと思いますし、前提として、私が行くことで準備をいただいていて御迷惑をかけておりますので、副大臣や政務官が行ったからといって許していただけるようなことなのかどうかは、また別の問題だと思います。

 いずれにしても、大臣に限らず私どもは、本当にやはり現地現場にまず足を運んで、生の声を拾い上げていく、これは私に限らず政務3役は全員そういう姿勢で臨んでいくべきである、このように思っておりますので、代理であるとか、誰だったらいい悪いということではないかと思いますので、極力、担当の副大臣や政務官にも現地現場に足を運んでもらって、それが一緒の日程の日もあると思いますし、別々のときもあるかもしれませんが、大切なのは現地現場主義で被災地、あるいは被災者の皆さんに寄り添っていくと、このことに尽きるんだと本当に思っております。

 

(問)統一教会の関連団体のことについて、会費から雑誌代への修正など、要するに大事な文章の訂正等があったと思います。それはあってはならないことだと思うんですけれども、復興行政を正確というか、公正にちゃんと進めていかなければいけない大臣でありながら、そういう訂正等があったことについては、御自身の大臣の資質としての考えを教えてください。

(答)基本的に、令和2年のものについては何も間違えてなかったというふうに思っております。間違えてしまったのは昨年、令和3年の分でございます。これは、実は私もなぜ間違えたのか確認させていただきました。本当に担当した者がうっかり見落としたようでございますけれども、事実関係を問いただしましたら、要は領収書をチェックしたときに資料代みたいなことが書いてあったんで、会費ではないと思ったらしいんですけれども、そのときにちょっと手続をしてなかったみたいなことも言っておりました。

 いずれにしても、会費を払ったという事実はなかったということで、昨日、訂正作業も終えさせていただいたところでございますし、この領収書についても原本を既に提出をさせていただいているところでございます。あくまでうっかりの見落としの誤記だったということで聞いておりますのと、大事なことは、本当に今後二度とこうした誤解を与えることがないようにしていくということと、それからあくまでも支援者とのお付き合いの中で、そうした雑誌だということで購入した。そして当時、この支援者の方が統一教会に関係した人物であるという認識はなかったということで確認をしておるところです。

 

(問)すいません、最初に車上運動員の関係のところで、県選管のほうに事務所の方が閲覧に行かれたというところをおっしゃっていたんですけれども、それはいつ行かれたのかということと、それと内容については、どういう内容が書かれていたのかというところを教えてください。

(答)まず、基本的なことから申し上げたいと思います。今日、今日に限らずですかね、車上運動員の活動日程に係る記録を提出されたいということで、先ほど申し上げましたとおり、できるものは、できるだけ提出したいということで、今までもいろいろな領収書をはじめ、資料を誠実に提出してまいりました。

 特に皆さんから、今日、聞かれませんけれども、私の家内の確定申告書なども提出をさせていただいてきたところでありまして、全て誠実に提出をさせていただいた。母親のも提出しようと思ったら、父親がやっているものと勘違いしていたということで、そこでそういうことが発覚して、しっかりと謝罪をした上で、私と母親は別人格でありますが、何しろ私は仙台市に住まいをしておりますが、母親は実家の丸森町に住んでおりますので、遠く離れておりますので、いつも一緒にいるわけではありませんけれども、大河原税務署にしっかりと納税をしてきたと、ごく少額な額だったということも聞いて御報告をさせていただいております。

 今回のこの車上運動員の記録についても、もちろん提出をしたいというふうに思っておりましたけれども、このお求めのあった車上運動員の活動日程に係る記録については、宮城県の選挙管理委員会に提出した届出によって、事務所から情報公開請求の手続をするということも要求されていたようですけれども、これだと先ほど申し上げましたように、15日以内にということで時間がかかるということで、先ほどのような閲覧のということの話になって。

 今日であることは間違いありませんが、何時に誰が見たかまでは、ちょっとまだ報告受けておりません。私が聞いたのは、先ほど皆様に御報告させていただきましたとおり、与党の理事から向こうの理事にちゃんと確認してもらうと、もらうというか、もらったのか、そういうことで聞いておりますので。

 あと、先ほど私の家内の確定申告を理事会に出したという話しましたが、それは与党の理事にだけ出したということですので、正確には野党の理事さんには出していません。与党の理事に出したということで、ちょっと訂正をさせていただきたいと思います。

 それで、その前ですね、私が承知している限り、当初は私が理事会から言われた、何か活動日誌を出せということで、一番最初はあったんですね。それで私も何のことか分からないので、確認したら、活動日誌というのは、そもそもそういった書式がないと、それで何のことかと聞いたら、今、求められている届出書というもののようでございます。

 この資料というのは、車上運動員や事務員などとして報酬を支払う可能性のある日付を事前に届けるものでございまして、実際に、搭乗した日付が記載されているものではないそうです。通常は、選挙期間中の日程を計算しているだけだというふうに伺っております。

 また、事務所にも確認しましたが、この届出書の原本は、もちろん提出しておりますので、事務所には存在しないということでございましたので、それで閲覧という形になったのかもしれませんが、ただ閲覧の手続自体がよく分かりませんので、ああいうお答えをさせていただいたところですが、結果的には閲覧したものを手書きして、それを見てもらったということで御理解をいただいたというふうに聞いております。

 

(問)閲覧をして手書きしたものというのは、大臣の言う御報告に入っているんでしょうか。例えばですけど、それお二人が、お一人は6日間、お一人は8日間、車上運動員をして活動されたというふうに、これまで御説明されていますけれども、その閲覧の結果、そういう記録が確認できたということなんでしょうか。

(答)これも、皆さん、議事録をお読みいただいているかどうか分かりませんが、国会でも丁寧にお答えをしてきたつもりでございます。

 N秘書がたしか8日間、I秘書がたしか6日間、これがなぜ分かるのかといいますと、結局、選挙が終わった後に、2週間以内に選挙運動の費用の収支報告を出さなければなりません。ですから、どの車上運動員が、あるいはどの事務員が何日間やったのかというのは、そこで確認しないことには報酬を支払うことができませんので、そのときに確認した領収書で、8日間と6日間だったということが分かったわけでありまして。

 それで、この届出というのは、事前に出すものなんですね。実績の報告書というのはないわけです。選挙が始まる前に、誰が、どの、つまり報酬を払える人がどういうメンバーがいるのかということで出すわけなんです。それで、そこに何を書くかって、誰が、何日、いつ、何をやるかというのはうそを書けませんので、通常は選挙期間の日程をそこに全部記載するというのが一般的だと伺っております。

 したがいまして、野党の皆さんから度々聞かれたんですが、私も答えたいんですけれども答えはないんですね。何日乗っていたという資料もございませんので。

 ただ、間違いなく領収書も確認しましたけれども、8日間と6日間だったということだけは選挙終了後に確認をしておりますので、間違いのない日数としてお出しをさせていただいているということでございます。

 本当に御疑念があれば、ぜひ聞いていただきたいと思います。

 

(問)福島県の視察キャンセルについて、ちょっと関連なんですけれども、急遽のキャンセルということで、地元は混乱したと聞いているんですけども、先ほどの質問に対する大臣の答弁を聞いていますと、視察より国会対応準備を優先したと受け取れるんですけれども、そういう認識でよろしいでしょうか。

(答)いや、決してそんなことはありません。あくまでも、被災地優先でこれまで取り組んできたというふうに自負しております。歴代の大臣の取組状況までつぶさに承知しているわけではありませんが、この3か月半で23回も現地入りをさせていただいております。

 そういった点で、常に現地現場主義でやってきたつもりでございますので、被災地を軽んじた結果というよりも、国会で、本当に私も反省しなければなりませんけれども、様々な資料要求も含めて要求があり、こういった声にもやはり誠意を持って応えないと、また国会での対応が延び延びになるというお叱りをいただきます。

 ですから被災地優先であることは間違いありませんけれども、やはり国会で問われていることについても、でき得る限り、早いスピードで対応していく必要があるのかなというふうなことも事実でございますので、そういった思いで対応させていただいたということであります。

 大事なことは、重ね重ねになりますけれども、今までと同様に、被災地ファーストで、これからも取り組んでまいりたいと考えております。

 

(問)何点か事実関係を確認したいんですけど、旧統一教会関連の支出をめぐってなんですけど、自民党の報告には会費類の支出という項目があって、そこには今回のことを改めて自民党に報告するというお考えはありますでしょうか。必ずしも当たるとは思わないんですけど。

(答)まだ、党とは確認できておりませんけれども、幹事長と話した限りでは、購読料は含まなくていいんじゃないかというようなお話でしたが、確認してみないと分かりません。

 ただ、私どものスタッフとしては、全く付き合いがないので、少なくても会費は払っておりません。

 

(問)あともう一点、別の話で恐縮なんですけど、昨日の有識者会議の後に、いわゆる影武者疑惑だとか、あと車上運動員をめぐる矛盾する証言が得られたとする報道があって、そこについては正確に答えるために、もう一度確認したいということだったんですけど、もう一度確認した結果、今日の国会答弁でもあったように、そういう事実関係は確認できなかった、そういう理解でよろしいでしょうか。

(答)はい、そのとおりでございます。

 

(問)あと最後の1点なんですけど、すみません、何度も。今、車上運動員の事前の届出について野党に報告したと、野党側と理事会とか、そういうところだと思うんですけど。それについて、我々ちょっと選挙やってないもので、どういう中身なのかというのが分かんないんですけど、マスコミとか事務所を通じてになるかもしれないんですけど、そういうものを公開する御意思とかというのはあったりするんでしょうか。また、もし公開しなくても、国会で公開しているということなんですが、中身について、例えばこんなふうなっていたとかいうのを教えていただくことは可能なんでしょうか。

(答)結局、私も今回、精査したんですけども、情報公開条例によって宮城県に請求する場合には、15日以内ということで、日数がかかるということは、まず事実ですね。

 それで、どこまで公開するか、請求した人が、私どもであれ、第三者であれですね、情報公開条例の対象にはなるわけですね。ですから、皆さん自身が請求していただいてもいいわけです。まずはですね、事実関係を、皆さん自身が請求していただいても、これは開示対象になるんです。

 ただ問題は、これは、分かりませんよ、私が判断することではないから分からないんですが、一般論で言えば、開示請求された選挙管理委員会の関係者が、何を公開し、何を黒塗りにするのかということを判断するわけです。通常は、名前や住所、年齢や性別、こういったところは黒塗りになるということでありますから、仮にこれが開示になっても、結局、誰が車上運動員でということが恐らく分からないんじゃないかなというふうに、私は認識しています。

 ですから、野党の皆さんは閲覧ということにおこだわりになったのではないかな。それで、詳細は分かりませんが、手元には、原本は提出して無いわけですから、私どものスタッフの誰かが、選管に今日行って、閲覧をして、その肝腎なところを手書きしたものを。さっき野党という話がありましたが、要求をいただいているのは立憲民主党の理事でございますので、ほかの野党の方からは一切要求されておりませんし、質問も出ておりませんので、野党と一緒に言っていただくと、正確には立憲民主党のお二人ですかね、逢坂先生と、後藤さんも理事なのかな、このお二人から何か提案があったということで、そういう対応をさせていただいております。

 ですから、結論的に言えば、やはり個人情報に関わることですので、これは国会審議において求められたので、個人情報に係ることだけれども、やはり私は出したいという意思を持っているので、お見せをさせていただいたと、このように理解いただいてよろしいんじゃないかと思います。

 

(問)手書きのメモにそもそもこれまで御答弁されていたこととは矛盾するようなことはなかったということでよろしいでしょうか。

(答)ええ、私の認識と一致する内容が書かれてありましたので、問題ないんじゃないかなと思いますが。

 

(問)それとどんなメモかというのは、やはりマスコミには。

(答)ですから、お二人の名前と、あと車上運動員としての記載があったということでございます。

 

(問)何日間とか書くものではないということですか。

(答)ですからそれについても、先ほど言いましたように、実際に原本、私見てないんで、これは正確な情報じゃないんで、皆さん、断言したということで受け取らないでくださいよ。

 一般的には、ウグイス嬢もいつ選挙カーに乗るか分からないですね。複数いて、たった半日乗って終わりのウグイス嬢もおりますしね。特に交代のお昼辺りの時間は、その間は、じゃ、別の人に乗ってもらったり、とにかくウグイス嬢って複数おりますので。

 これが、多分、どこの事務所でもよほど、選挙カーというのは、ウグイス嬢というのは、カラスもそうなんですけど、4人までしか乗れないんですね。その4人の組合せで動いていますから、その4人が常識的に12日間やるということの事務所ってほとんどないんじゃないかと思うんですね。やはり何人かで、こうしょっちゅう交代して、私の事務所もそうですけども、やっていますので、記録の取りようがないんだと思いますね。現実にないと私も思っています。そういうのを見たことがございませんので。

 

(問)今までお答えいただいたところと重なるところも多いかと思うのですが、これまで補正予算案を審議する衆議院の予算委員会が行われてきましたが、大臣への質問というのは、政治資金や旧統一教会との関係性など、御自身の問題に起因するものが多かった、ほとんどでした。出張予定のキャンセルもあった中で、御自身は復興大臣としての職務、これ全うできているとお考えでしょうか。今後の職務の進め方への思いも含めて、お教えください。

(答)御指摘のとおり、復興の議論ももっとしたかったなというふうに思っておりますし、先ほどから繰り返しになりますけれども、私も就任会見でも申し上げさせていただきましたが、常に現地現場主義で取り組んできたつもりでございます。

 やはり地域の生の声を直接伺って、あるいは肌で感じて、そういったお声を復興行政に反映させていく、これがやはり復興大臣の本当に使命だと考えておりますので、こうした観点から、多いか少ないという問題ではなくて、事実として、この3か月半の間に23回にわたって現地に入らせていただいております。

 今回、日程を変更したことによって、関係者に御迷惑をかけたことは、本当に心からこれはおわびをしなきゃいけない、二度とあってはならない、そういうことだと思っております。

 私自身も、できるだけ、そういった現地現場入りをしたいという方針を事務方にも伝えておりますので、今までもたくさん視察を入れてまいりました。この中間貯蔵施設もぜひ早い時期に見ておきたいということでお願いしたのも私自身ですから、そういった意味では、本当に申し訳なかったなというふうに思っております。

 今後は、そういうことで12月の具体的には18日を軸に、今調整をしていただいておりますので、今度伺いましたときには関係者にもしっかり謝罪をした上で、皆さんの御意見にしっかり耳を傾けてまいりたいと、このように思っております。

 どうぞしっかり丁寧に答えたいと思っておりますので、御疑念のある方おりましたら、遠慮なくお手をお上げいただきたいと思います。

(以  上)


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