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渡辺復興大臣記者会見録[令和元年05月28日]

渡辺復興大臣閣議後記者会見録(令和元年5月28日(火)10:00~10:09 於)復興庁会見室)

1.発言要旨
 本日は、私のほうから申し上げることはございません。

2.質疑応答
(問)Jヴィレッジ駅について伺います。4月20日に開業して1か月余りが経ちましたけれども、臨時駅ということで、イベントや大型連休時しかとまらないという現状ですけれども、これからの利用客の拡大を見据えますと、やはり常設駅に格上げして、朝、昼、晩ぐらいは列車がとまる環境をつくることが、利用者の利便性を高めて選択肢を広げることになるかと思います。常設駅に格上げすることに関して、大臣の御認識を伺えますか。
(答)ちょうどJヴィレッジ駅が開業した4月20日には、私も開業式に参加させていただきました。
 新しい駅ができるということは、地元の人たちにとっても大変重要なことだと、この開業に対しては大いなる期待を抱いております。
 開業当初は、かなりの人数の乗降客があったようでございます。連休の終わる5月6日までの期間、毎日運航してきたわけであります。常設駅としての要件として大変重要なのは、まず乗降客数が常時いるということだと思っているわけであります。今後は、地元やJR東日本をはじめ、関係者が連携し、力を合わせてJヴィレッジの利用を盛り上げていくことが重要だと考えております。
 復興庁といたしましても、このような機運を高めて地域の活性化につながるよう協力してまいりたいと思っております。
(問)改めてですけれども、大臣個人としては常設駅にすべきだと、必要性は感じておられますか。
(答)なぜこの駅ができたかということになりますと、当然、その地域の活性化につながるだろうということで、Jヴィレッジ駅の開業にこぎつけたというふうに私は思います。
 したがって、以後どのような形で活用するかということは、やはり常設駅の要件を検討するJR東日本に対しても、しっかりとアピールをする必要があるのではないかと思っております。
 実績としては、最初のうちは乗降客数が5,000人あったようでござますけれども、連休中は平均しても1日の乗降客数が三桁に乗らなかったといった現実があるようでございます。したがって、乗降客数を増やす地元のいろいろな取り組みも大変重要だというふうに思っております。
 そうした上で、常設になっていくことが私としても期待をしているところであります。
(問)東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生から3,000日が経過いたしまして、復興が目に見える形で被災地で進みつつある一方で、福島をはじめ、岩手、宮城におかれましても、被災者の心のケアなど、克服すべき課題は依然としてまだ残っております。
 復興・創生期間まで2年を切って1年10か月となっている中でございますが、今後、復興の総仕上げ、復興の加速化に向けてどのように取り組まれる考えか、大臣の決意を伺いたいと思います。
(答)東日本大震災から、まさに8年と3か月を迎えようとしております。この間、復興に関しての取り組みは着実に進展しているというふうに思っておりますが、一方で、いまだに長期にわたって避難していらっしゃる方々もいます。そのために、きめ細かい対応は今後とも必要であるというふうに思います。
 復興・創生期間も残り2年となりまして、被災者支援、産業・生業の再生、福島の復興・再生などに、今後とも最大限全力で取り組んでまいりたいというふうに思います。
 さらに、復興・創生期間後においても、地震・津波地域においては、心のケア等の被災者の支援などについて対応が重要であるというふうに考えております。
 また、福島の復興・再生は中長期的な対応が必要であり、引き続き国が前面に立って取り組む必要があると考えております。
 こうした状況を踏まえて、「『復興・創生期間』における東日本大震災からの復興の基本方針」を3月に見直したわけでありますけれども、その見直しの方向性について、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っております。
(問)宮城県市長会が23日、復興・創生期間後の継続的な財源措置を復興庁に求める要望書を出しました。この方向性について、いつごろまでに示される予定かということと、後継組織の具体像を示されるのは年内かと思うのですけれども、それも合わせた形で話を伺えますでしょうか。
(答)まず、復興・創生期間後の組織については、年内に方向性を示していきたいというふうに思います。
(問)21年度以降の継続的な財政支援については、いつごろまでに方向性を示される御予定でしょうか。
(答)財政支援については、先ほど後継組織のこともありましたけれども、今後について現在検討している段階でございます。
(問)後継組織の具体像を示される年内と同じ時期に示されるということですか。
(答)今の段階では検討の状況でありますので、後継組織の方向性とその辺は同じになっていくのではないかなというふうに思います。
(問)同じ年内に示されるということですか。
(答)ということだというふうに今、考えております。

(以    上)

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