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吉野復興大臣記者会見録[平成30年1月19日]

吉野復興大臣閣議後記者会見録(平成30年1月19日(金)11:10~11:20於)復興庁会見室)

1.発言要旨
 おはようございます。今日は3点御報告させていただきます。
 まず1点目は、来週22日から第196回の通常国会が開会されます。気を引き締めて審議に臨んでいきたいと思っております。
 平成30年度復興庁予算案については、心のケアやコミュニティの再生といったソフト支援や、福島の原子力災害からの復興再生に向けた取組などに注力するものとなっております。これらの施策を円滑に実行できるよう、国会での議論の上、まずは来年度予算の成立に向けて全力を尽くしてまいります。
 また復興特別委員会における御議論や御意見をしっかりと受け止め、被災地の復興の加速化につなげてまいります。
 2点目、本日ですけれども、榊原日本経済団体連合会会長ほかとの意見交換を行ってまいります。
 今回の訪問では、昨年政府で取りまとめをいたしました風評払拭、リスクコミュニケーション強化戦略を踏まえ、被災地産品の利用促進等を要請いたします。
 あわせて、企業立地の促進についても要請をいたします。
 今後も政府一体となって、更なる風評払拭を推進してまいります。
 3点目、明日、20日ですけれども、岩手県大船渡市、陸前高田市を訪問いたします。
 大船渡市では、震災により工場等が被災したものの、その後、復旧、再開をされました製菓会社や水産加工工場を訪問し、産業、なりわいの再生について視察いたします。
 陸前高田市では、防潮堤のほか、昨年かさ上げ地区中心部に完成しました大型複合商業施設と図書館を訪問し、まちなか再生の取組等について視察してまいります。
 以上です。
2.質疑応答
(問)最初の発表事項の関係で、榊原会長との会談が午後予定されていると思うんですけれども、これは具体的にこういったことを要請したい、あるいは意見交換を積極的にしていきたいというような。
(答)先程申しましたように、被災地の農産物、これの安全についてきちんと御理解いただいて、被災地の農林水産物等々の消費拡大、それと企業立地ですね。やはり雇用の場をつくらねばなりませんので、企業立地を要請してまいります。
 と同時に、沢山の経団連の企業、メンバーから復興庁に対して、沢山の職員を派遣していただいておりますので、その御礼もしていきたい、このように考えています。
(問)別件なんですが、福島県の方で米の全袋検査縮小の方針というのが出されたと思いますが、その受け止めというのをお願いします。
(答)福島県として、いろいろなアンケート調査もし、一つのたたき台といいますか、それを、素案をまとめたわけでありますので、最終的には、それを基に福島県が判断をしていくわけでございますので、それは福島県の判断でございますので、復興庁としてもきちんと見ていきたいというふうに考えています。
(問)一方で、農家の方からの不安の声というか、これは消費者にとってどう受け止められるかというところもあるとは思うんですけれども、やはり風評被害払拭に努める復興庁としては、どうサポートをされますか。
(答)例えば欧州委員会が福島県の米をきちんと解禁をしたという、このことは6年間の全袋検査のデータ、これを科学的に分析した結果でありますので、そういう今までの全袋検査が果たした役割、風評払拭に向けて果たしてきた役割は本当に大きいものがあるというふうに私は理解しておるところです。
 7年目、8年目に今年は入るわけですけれども、それは福島県として、目標は風評払拭、この目標は変わらないということで、どういう形を風評払拭に向けてとっていくかというのは、いろいろ議論をした中での一つの方向性と、このように理解しています。
(問)原発事故の被災者の家賃賠償の問題があって、3月末でその賠償が切れるということで、その問題について国と東電と県と、新たな枠組みができそうなんですけれども、それについては大臣、どのような。
(答)報道は承知をしております。
 でも今、前向きに、県と東電とで前向きに検討しているということでございますので、ただいまのところは検討中ということです。
(問)やや古い話で恐縮なんですけれども、埼玉県議会が昨年の12月に原子力規制委員会の基準に適合した原発の再稼働を強く求めるという意見書を可決したというのがありまして、それで、埼玉県は原発事故のときに福島県の避難者をたくさん受け入れた場所でもあるにもかかわらず、いろいろ議論はあるでしょうけれども、そういうことを全国、いち早く県議会として議決したということについて、福島選出の大臣としてはどのような見解を受けるかと。
(答)県議会の意見書については、大臣としてコメントを差し控えたいと思います。
(問)沢山避難者が福島から埼玉に行ったという、事実があるにもかかわらずというところもあると思うんですけれども、その辺についてどうなんですか。
(答)本当に埼玉県の皆様方には、特に双葉町が加須市で本当にお世話になって、まだ沢山の双葉の方々がお世話になっているところでございますので、意見書についてはコメントは差し控えていきたいと思います。
 ありがとうございました。

(以    上)

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