復興庁復興庁
  • 文字サイズ
メニュー
閉じる

吉野復興大臣記者会見録[平成29年12月26日]

吉野復興大臣閣議後記者会見録(平成29年12月26日(火)11:03~11:09 於)官邸エントランス)

1.発言要旨
 おはようございます。
 本日、本年最後の会見となりますので、復興大臣を拝命してから8か月弱を振り返った所感を申し上げます。
 就任以後、精力的に被災地を訪れ、現場第一で被災者に寄り添った対応を心がけてまいりました。地震・津波被災地域では、ハードを中心に復興が進展してきておりますが、ソフト面での新しい課題に対応する必要がございます。そのため心の復興、産業・生業の再生、観光振興などに取り組んでまいりました。特に、全国各地で被災者支援に携わっている方々が、継続して活動されるためのサポートの充実に努めているところでございます。
 また、原子力事故災害からの復興については、多くの地域で避難指示が解除され、大臣就任直後の5月には、改正福島復興再生特措法が成立しました。本格的な復興に向けて大きな一歩を踏み出すことができたと思っております。
 特定復興拠点計画の認定など、帰還に向けた具体的な動きも出てまいりました。教育や医療、福祉、買物環境の整備など、生活環境の整備に力を入れていく考えでございます。
 さらに11月のアメリカ訪問、今月のIOC調整委員会公式夕食会を通じ、風評払拭に向けた情報発信の重要性を改めて実感したところでございます。先日、「風評払拭のためのリスクコミュニケーション強化戦略」を策定しましたので、これに基づき、各省庁と連携し、関連する取組を強化してまいりたいと考えております。
 復興のステージに応じて様々な課題が出てまいりますが、今後とも新たな課題に真摯に対応していく所存でございます。来年も引き続き被災地の御意見をよく伺い、被災者に寄り添いつつ、復興を更に加速化させてまいります。
 以上です。
2.質疑応答
(問)冒頭発言でもありましたけれども、大臣就任以降、アメリカも含めて様々なところを訪問されてるかと思うんですが、最も印象に残っている視察というのはどちらに行ったときですか。
(答)被災地は、青森から岩手、宮城とあるんですけどね、私は福島については分かっていますので、やっぱり岩手ですね。盛岡まで新幹線で2時間20分、盛岡から宮古まで車で2時間20分なんですね。ものすごく遠いです。そのことが、やっぱり一刻も早く高速、自動車専用道路を完成させることが大事なんだなと、行く度に思いますね。
(問)あと本日ですね、安倍政権発足から丸5年を迎えます。政権を支える閣僚として来年の通常国会、どのようなお気持ちで臨まれたいと思いますか。
(答)まずは予算成立です。きちんと復興財源の手当てはされておりますけれども、予算が成立しないと執行ができないわけでありますので、復興の仕事を加速化させるためにも予算成立、ここに全力を尽くしてまいりたい、このように考えています。
(問)先日の記者会見でも、あと23日の「ふくしま大交流フェスタ」でも、記者さんから、自主避難者に対しての対応についての質問があったと思いますが、大臣は現在、自主避難者に対しての行政的な支援については、どのように評価されてますでしょうか。
(答)例えば応急仮設住宅の提供は終了したわけですけども、自主避難者の方々に対して、民間アパートに移った場合はきちんと家賃の補助を出すという、そういうステージ、ステージで支援の仕方は違ってくると思います。そういう意味の支援策は、新たな政策としてきちんとやっておりますので、自主避難者の方々、本当に御苦労な生活をしておるかと思いますけど、ステージが変わったということをきちんと御理解をいただいて、福島県や復興庁が行っている支援策を理解をしていただいて、例えば生活支援拠点、全国に26か所ございます。そういうところへ何なりと御相談いただければ、きめ細かい対応を用意しておりますので、そういうものを活用していただきたい、このように考えております。

(以    上)

ページの先頭へ