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吉野復興大臣記者会見録[平成29年7月18日]

吉野復興大臣閣議後記者会見録(平成29年7月18日(火)10:45~10:52 於)復興庁記者会見室)

1.発言要旨
 おはようございます。
 今週の21日金曜日に、「原子力災害による風評被害を含む影響への対策タスクフォース」を開催いたします。今回のタスクフォースは、前回2月24日以来の開催となります。
 5月に改正をしました福島特措法においても、風評の払拭を柱の一つに位置付けをしており、対策を強化しているところでございます。
 関係省庁の風評対策のフォローアップを行い、政府一体となって更なる風評対策を推進してまいります。
 以上です。
2.質疑応答
(問)冒頭のタスクフォースですけれども、風評被害払拭というところで、大臣の改めて意気込みをお聞かせ願えますか。
(答)今年度の予算で風評被害対策で47億、観光については3億、合わせて50億という大きな予算も取っております。
 そして、改正特措法においても、風評被害を大きな柱の一つとして捉えております。タスクフォースというのは、各省庁で風評被害対策にどう取り組んでいくかというそのフォローアップを、常にフォローアップをしてよりいいものを出していくという形で、タスクフォースの会議を開いた後、大臣指示をしたいと思います。
(問)各省庁とも夏の概算要求に向けて作業が本格化していると思うんですが、復興庁として様々、地元からの要望出ていますが、特に概算に向けて重点を置きたい点があれば教えてください。
(答)概算要求はある意味で各省庁のようなシーリングというのは復興庁はないわけでございまして、後半戦6兆5,000億という大きな枠がございます。ハードからソフトへという大きな復興行政、復興についての施策のハンドルを今切りつつあります。私の思いを取り入れてくれた30年度の予算要求、特に心のケアとか、水産物の販売不振に対してどういう手当てをしていくとか等々の、ハードからソフトへというところが、私が大臣になってからの思いでありますので、そんなところのことを重点的に要求していきたいというふうに思っています。
(問)21日の風評被害のタスクフォースの件ですが、風評被害は当初、原発事故後、放射性物質が入っているんじゃないかとか、一方的なその忌避というか、私は食べないというような意思表示が問題になっていました。
 ところが、時間が経つにつれて、当初売れなかった時期に安く取引されていた価格が、そのまま固定化されるとか、検査をやっていることが他で知られていないがために買われないという、新たな構造で風評被害が発生していると思いますけれども、特措法における風評被害の防止というのは、そういったところを防止するというのが主だったと思いますけれども、今回のタスクフォースではどのようなものが主軸になりそうでしょうか。
(答)本当におっしゃるとおり、そのステージステージでやっぱり風評の捉え方が変わってきていると思います。
 関係省庁で今いろいろな風評被害対策をしておりますので、それを一堂に集めて、各省庁のやっている仕事、まずは各省庁からヒアリングをして、最後に私から大臣指示という形で風評被害対策について指示したいと思います。
 ありがとうございました。

(以    上)

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