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髙木復興大臣記者会見録[平成28年5月13日]

髙木復興大臣閣議後記者会見録(平成28年5月13日(金)10:00~10:10 於)復興庁記者会見室)

1.発言要旨
  本日、私から2件申し上げます。
 まず1件目でございますけれども、明日、明後日、5月14日、15日、岩手県久慈市、野田村、洋野町、葛巻町、そして青森県八戸市を訪問いたします。
 二つ目でございます。宮城県の訪問について申し上げます。配布資料があろうかと思いますが、来週5月19日木曜日、G7財務大臣・中央銀行総裁会議歓迎レセプションに出席するため、宮城県仙台市を訪問いたします。その際、レセプションの会場である仙台国際センター展示棟において、被災3県知事及び仙台市長との合同記者会見を行い、国内外のプレスに対して復興の状況について情報発信を行うこととしております。詳細はお手元の配布資料1を御覧ください。またあわせて、G7会合が実施される仙台市秋保地区を訪問して、メーン会場となる佐勘及びプレスセンターとなる岩沼屋を訪問し、復興庁の情報発信ブースの視察をする予定でございます。なお、今回のG7会合に際して実施する震災復興についての情報発信については、配布資料2に取りまとめておりますので、御参照賜りたいと思います。
 私から以上でございます。
2.質疑応答
(問)岩手県を訪問されるということですけれども、被災地だけではなくて内陸の方もめぐられるようですが、どういうところを御覧になって来られるのでしょうか。
(答)具体的な視察先といたしましては、実用化に向けて研究開発が進められている波力発電施設、津波による全壊被害からの復興を果たした水族館、区画整理事業による住まいの再建、栽培漁業や水産加工販売所等のなりわいの再生、津波発生時に避難拠点となる津波避難タワーなどを見ます。あわせて、今年を「東北観光復興元年」と位置づけておりますけれども、観光に力を入れておりますので、東北の観光拠点として、首長からも視察の強い推薦がございました闘牛場、あるいは高原牧場、そういったところも訪問をさせていただきたいと考えております。
(問)19日の仙台でのレセプションで、大臣からスピーチがあるかと思うんですが、スピーチでは特にどういったことを重点的にお話しされる御予定ですか。
(答)まずは、発災当初から国際社会、国あるいは機関から多大な御支援を賜っておりますので、その御礼を申し上げて、そして、発災から5年たって、まだ復興道半ばではありますけれども、おかげさまで着実に復興は進んでいるということを紹介させていただきたいというふうに思います。
 あわせて、風評ということもあります。是非そういったことの誤解というものもないようにしていただいて、まだ輸入制限かかっている国もございますので、そうしたことも少しでもなくなっていくように、あるいは、「東北観光復興元年」と申し上げておりますけれども、多くの方に是非東北に訪れていただきたいと、主にそういったところです。
 あわせて、オリ・パラのこともございますので、復興五輪としてしっかりとやっていきたいということをお話しさせていただこうかというふうに思っています。
(問)今、輸入制限のかかっているという話があったので、具体的にお願いします。
(答)まだそこまではっきりと、そこまでの言いぶりで言及するかどうかは、定かに決まってはおりませんけれども、要するに、風評被害というものをなくしていくということは必要だと思っておりますので、そうしたような形で触れさせていただこうかというふうに思っています。具体的に輸入制限云々という形で表現するかどうかは、まだこれからでございます。
(問)先日、大臣は、都知事とお会いになられたと思うんですけれども、そこで被災地の木材の利用について、東京オリンピックの会場ですとか周辺施設で被災地の木材を是非使用してほしいというお話を大臣からされていたと思うんですけれども、都知事側から大臣と実際に、森会長ですとか、あとは遠藤大臣ですとか、そういったところでお話をする場を設けてはどうかみたいな話もあったと思うんですけれども、具体的にどういった形で今後は話していくことになるか。
(答)具体的にどういう形でというのはこれから、また事務方で調整いただきたいというふうに思っていますけれども、そのときいらっしゃらなかった方もいらっしゃると思いますので、少し申し上げますと、先般、都知事を訪問させていただいて、多くの職員を派遣していただいていることに対しての御礼、そしてまた、引き続いてマンパワーが必要なので、派遣をお願いいたしました。
 あわせて、復興五輪と位置づけております東京2020でありますが、一つには多くの試合、一試合でも多くやっていただきたい。あるいは、事前キャンプを被災地でやっていただきたい。そしてまた、聖火リレーも是非被災地を走らせていただきたいといった話をさせていただいて、あわせて、施設整備に関して、東北の木材を使っていただきたい。そして、選手村等で東北の食材を使っていただきたい。そのようなお願いをさせていただきました。
 その中で、今具体的に御質問ございました木材利用についてでありますけれども、そうしたことについては、森組織委員長、あるいは遠藤五輪担当大臣、そして都知事と、協議の場があるやにおっしゃっていたかと思います。是非その中に復興大臣もという有り難いお話がありました。先ほど申し上げたとおり、どういった形でその中に加わらせていただくか、検討ということになると思いますけれども、私にとっては大変有り難いことだと思いますし、そうした場所を大いに活用させていただいて、少しでも多くの東北被災地の木材をはじめとする資材が施設整備に使われるように、努力をしていきたいというふうに思っております。

(以    上)

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