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竹下復興大臣記者会見録[平成27年6月26日]

竹下復興大臣定例記者会見録(平成27年6月26日(金)10:03~10:13 於)復興庁)

1.発言要旨
 本日は4件について私からまずお話しさせていただきます。
 効果促進事業についてでございます。上限を撤回いたしましたり、更に使い勝手をよくしたりしようということを既にお話をさせていただいておりますが、効果促進事業の実施可能な事業のパッケージを取りまとめました。パッケージ化によりまして、効果促進事業の取組の「見える化」を図り、市町村から要望の多い防集移転元地の利活用等につきまして、先行事例の横展開を促進することを狙いとしたものでございます。今後、復興庁・復興局の担当者がこのパッケージを持って市町村等へ赴きまして、地域の課題解決へ向けた対話を行うことにいたしております。既に発表いたしました効果促進事業一括配分の一事業当たりの事業費の上限の撤廃などの措置と併せまして、復興の新たなステージにおいて生じる、地域の課題に的確に対応し、被災地の復興の自立につなげてまいりたいと考えたものでございます。詳細は後ほど事務方から説明をさせていただきます。
 2点目は先ほど閣議におきまして、総理から2016年の財務大臣・中央銀行総裁会議を仙台で開催する旨、御発言がございました。素晴らしいことだと思います。いいことだと思います。今年3月にも仙台では国連防災世界会議が開催された際にも多くの外国からの訪問者が訪ねてみえまして、東日本大震災からの我が国の復興の現状、復興の取組等々を実際見ていただきまして、世界に発信することができました。来年の財務大臣・中央銀行総裁会議の開催も力強く復興する東北の現状というものを世界に発信をする大きなチャンスであり、被災者あるいは被災地に活力を与えるものになると、このように認識をして、心から歓迎をいたします。
 3点目でございます。6月29日、月曜日でございますが、福島県を訪問いたしまして、双葉町、大熊町を訪問いたします。今回は特に検討の具体化が進んでおります大熊町の大川原復興拠点の今後の見通しなどについて、大熊町長と意見交換するなど、両町の復興拠点予定地などを訪問する予定でございます。一番苦しんでいる地域でありますので、記者の皆さん方にお願いいたします。是非、来て見ていただきたい。そして地元の町村長なりリーダーたちが何を考え、何に悩んでいるかということをしっかりと改めて受け止めていただきたい。是非おいでいただきますことを、心から歓迎いたします。
 4点目でございます。「子ども霞が関見学デー」についてでございます。資料も配布をさせていただいておりますが、毎年行っております「子ども霞が関見学デー」に今年も復興庁は参加をいたします。7月29日水曜日、30日木曜日に実施をする予定でございます。子どもたちが国の機関を訪問し、業務の説明や職場見学などを通じて親子で夏休みに広く社会を知る体験活動であると認識をいたしております。詳細につきましては配布した資料、あるいは復興庁のホームページ等をご覧いただければと、このように思う次第でございます。
 私からは以上4点でございます。

2.質疑応答
(問)月曜日に大熊町と双葉町と行かれますけれども、この帰還困難区域の視察というのは、まだ行っていないのでしょうか。それと日程的にもっと具体的なイメージ等、もう少し詳しくお願いします。
(答)帰還困難地域にももちろん入ります。
 双葉町はまず復興インターチェンジの予定地、それから双葉駅の西地区、復興祈念公園の予定地、中野地区復興拠点、中間貯蔵施設の建設予定地等々を視察をする予定でございます。
 大熊町につきましては、中間貯蔵施設建設予定地、大熊町復興インターチェンジの予定地、東電の給食センター、これは既にでき上がっておりますが、に行きましてここで昼食をごちそうになる予定でございます。それから大川原の復興拠点を視察をいたします。概ねそういった予定で動く予定になっております。
(問)所管外のところで恐縮なのですが、閣僚の一員としてお伺いします。
 まず昨日、自民党の若手議員らが安全保障法案関連での勉強会を開きまして、そこで「マスコミを懲らしめるには広告収入をなくせばいい」ですとか、それから「沖縄の二つの新聞は潰さなければいけない」というような主張が出たのですけれども、これに対してのまず閣僚としての受け止めをお願いします。
 それと、あわせて山本幸三衆議院議員、元経産省副大臣が昨日の派閥会合でやはり「安保法案成立のためのここまでの長期の国会延長はいかがなものか」という発言をされていますけれども、その2点について受け止めをお願いできますでしょうか。
(答)いろんな会合、若手の会合もいろいろ会合を開かれていると、非常にいいことだと思います。その中でいろんな意見が出るのも、これもいいことだと思います。
 それから、山本幸三さんが長い国会、必要ないじゃないかと言ったような、これもいいことだと思います。自民党というのはそういういろんな意見があるのです。いろんな意見が自由に言える政党であり、そして、しかしきちっと決まったことには対応するという政党でなければならない、こう思っておりまして、自由な議論が出ることはそれは制限いたしません。私は決して二つとも悪いことだとは思っておりません。
(問)前半の特に、我々マスコミとしてもちょっとお伺いしたいのですが、「潰してしまえばいい」と、沖縄2紙に対して「潰してしまえばいい」ですとか、「マスコミの収入を断つには経団連や文化人に協力してもらう必要がある」とか、ちょっとさすがに政権与党としての自覚が欠ける発言ではないかと思うところもあるのですが。
(答)議員の中から出た発言だとは伺っていないのですが、講師の皆さん方が、講師の方がおっしゃったという話は。
(問)沖縄2紙の話はそうなのですけれども、マスコミの広告収入を断てばよいということは議員さんからの意見です。
(答)それは一つの見方だと思いますよ。別に否定するつもりはありません。だけれども、それが全てではないということも御理解をいただきたいと思います。

(以    上)

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