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根本復興大臣の会見[平成26年6月6日]

根本復興大臣記者会見録(平成26年6月6日(金)09:30~09:37 於)記者会見室)

1.発言要旨
  おはようございます。私から1点申し上げます。
  「旨し酒 ふくしま酒まつり~酔って候~」の訪問についてです。
  本日、丸ビル1階にある丸の内カフェeaseにて、「旨し酒 ふくしま酒まつり~酔って候~」が開催されます。福島県は浜通り・中通り・会津の3地方があり、個性的な気候・風土にあふれた大自然の恵を受けて、様々な地場産品が作り出されてきております。日本酒の名産地としても、昔から全国に知られてきました。福島の酒は昨年、全国新酒鑑評会において金賞の数が26点で、全国一となりました。一方、風評被害の懸念は未だ払拭されておりません。そうした中で、福島県酒造組合らの有志が、民間企業の協力を得て、福島県の清酒を紹介するイベントを開催します。開催に協力いただいた丸ビルにも感謝申しあげたいと思います。復興大臣として、本イベントを訪問することを通じて、このような取組を応援したいと思います。
  私からは以上です。

2.質疑応答
(問)自民党の大島復興加速化本部長が、今週、福島県の双葉郡を訪問されまして、昨日の派閥の例会で、今後、中間貯蔵地周辺に関する提言のとりまとめ作業をするとおっしゃっていたのですけれども、その受け止めと、提言の内容の方向性について、何かお聞きであれば教えてください。
(答)復興加速化本部、復興については、安倍内閣では政府と一体でやってきております。その意味では、大島本部長も昨日訪れて、様々な思いや課題の意識を改めて持たれたのだと思います。その意味で、節目節目で提言をいただいておりますが、大島委員長が今回訪問されて、改めて福島の当該地域の問題を含めて、今までの施策のフォローをされながら、提言をまとめるということだと思います。
(問)福島県内では、仮設住宅での孤独死が今年相次ぎました。復興庁としての対応をお伺いしたいのですが。
(答)昨年度、復興庁を中心に、地方自治体とともにコミュニティ研究会を開催しました。そして、長期間にわたり避難生活を安定的に過ごしていただくための施策の方向性について、今年の3月に報告書をとりまとめました。
  阪神大震災の後も、孤独死よりは孤立という問題がありましたので、我々はこういう問題に先駆けて対応する必要があるということで。例えば昨年、健康・生活に関するタスクフォースもつくって、5本柱で対応策をとりまとめておりますし、それに昨年、「生活復興のための15章」、これは阪神大震災で様々な経験を共有された有識者の皆様を中心に、生活・暮らしという観点から、様々な、これからの対応に活かすべく、報告書をとりまとめまていただきました。その中では、グループの入居とか、あるいは入居予定者の事前交流とか、様々な対応の提言もまとめていただきました。更に、先ほど申し上げたコミュニティ研究会で、長期避難者に対する生活拠点のコミュニティを、維持・形成を図ることを目的とした復興公営住宅の入居者同士、あるいは避難者及び地域住民との交流活動などの支援を担うコミュニティ交流員を配し、これは今回、被災者支援事業に対して、交付金を交付しました。やはり大事なのは、これから出てくるであろう、今のお話のような課題・問題に、我々が先手先手を打って取り組むということが必要で、その意味では非常に大事なテーマなので。特にコミュニティ研究会というのは、長期避難者のためのコミュニティをどう維持・形成するかという観点で、研究をしてきたものであります。今回のコミュニティ交流員、これは私は、かなり考えた仕組みだと思っています。全体を統括するスーパーバイザー。全体を統括されて、各エリアごとにスーパーバイザーがいて、そしてコミュニティ交流員。こういう3層構造で丁寧に対応していこうということですから、このコミュニティ交流員による見守り活動や、交流イベント企画などの支援を行うことによって、避難者の孤立を防いで、長期にわたる避難生活を安心して暮らすことができるような取組を進めていきたいと思います。更に復興公営住宅も、私は、賢く迅速につくるということが必要だと思います。今までの復興公営住宅では、「こだわりの住宅」ということで、コミュニティに配慮しながら復興公営住宅も様々に工夫しているし、ここはよくアイデアを出しながら、そして実態を踏まえながら、丁寧に、孤立や孤独死がないように対応していく必要があるということで、これからもしっかりと対応していきたいと思います。

 

(以    上)

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