被災3県で初めてとなる、東日本大震災の被害や教訓を伝える「震災伝承施設」への案内標識第1号が、宮古市田老でお披露目されました。
震災伝承施設は、東北地方整備局と青森、岩手、宮城、福島各県と仙台市で組織された「震災伝承ネットワーク協議会」が募集を行い、2019年3月に震災遺構や慰霊碑など192件(岩手県70件)が登録されました。この内「震災遺構 たろう観光ホテル」と「田老防潮堤」の場所を示す案内標識が関係者の除幕によりお披露目され、併せて震災伝承施設の登録証が宮古市長へと手渡されました。案内標識には、国内外の旅行者に伝承施設があることを分かりやすく伝えるため、施設名が日本語と英語で表記されており、津波と施設をかたどった絵文字(ピクトグラム)が使われています。
今後は登録証が順次交付され、他地域でも案内標識の設置が進められるということです。東北全体で連携することにより、震災の記憶を風化させることなく、その教訓を多くの方々に見てもらい伝えることで、防災教育や地域の復興につながっていくことでしょう。
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