東日本大震災の津波で被災し、石巻市駅前に移転・再建した石巻市立病院の開院記念式典と内覧会が8月10日、11日に行われました。
式典では、地元選出国会議員、宮城県・石巻市等の医療・自治体関係者並びに復興庁及び厚生労働省の関係省庁から約150人が出席し、テープカットの後、亀山石巻市長、関係省庁、宮城県、地元選出国会議員等の祝辞があり、その後伊勢病院長から震災から新病院建設までの経過等について説明がなされました。
式典の最後には、米国の歌手シンディ・ローバーさんが、津波で被災したピアノを購入・修理し、「音楽の力で元気になって欲しい」として寄贈したピアノを、石巻市出身のピアニスト小林美恵子さんが演奏・披露しました。
再建した病院は、中間免震構造の7階建てで、病床数は緩和ケア20床を含む一般病棟140床、療養病棟40床の計180床で、診療科目は、内科、外科、整形外科、放射線診断 科、麻酔科、リハビリテーション科の6科となっています。
また、石巻市が進める地域包括ケアシステムの一翼を担う在宅支援病院としての役割のほか、保健・福祉・介護等を含めた地域包括医療を実践的に学ぶ場として、東北医科薬科大学の石巻地域医療教育サテライトセンターが設置されました。
11日には、市民向けの内覧会が行われ、約1,700人の市民が訪れるなど、9月1日から診療開始への期待の高さが伺われました。
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