復興予算で整備が進められているふくしま復興再生道路の一つで浜通りと中通りを結ぶ重要路線である県道原町川俣線の「八木沢トンネル」(延長2,345m)が、3月20日に貫通しました。
南相馬市原町区大原の現地で行われた貫通式には関係者約80人が出席し、重機で飯舘村側の最終地点を掘削し光が差し込むと、出席者から貫通を祝う拍手が沸き起こりました。その後、事業者を代表し大河原福島県土木部長があいさつを行い、桜井南相馬市長、菅野飯舘村長らが祝辞を述べたのち、早期開通への期待を込めて、通り初め、乾杯、万歳三唱が行われました。
現道は急勾配や急カーブが連続していることから、冬期間では路面凍結によるスリップ事故が多発しています。また、大雨などの異常気象時には通行止めが生じている状況です。開通により安全で円滑な交通が確保され、浜通り地方の利便性の向上に大きく寄与することが期待されます。
トンネルを含む延長約2.9kmの八木沢工区の開通については、今後、舗装工事や照明設備の取り付けなどを経て、平成30年の降雪期前の開通を目標として工事が進められる予定です。
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