復興庁

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著名人メッセージ

ケネディ元大使からのメッセージ

3月11日に東日本大震災発生から10年を迎えるに当たり、私たちは東北の人々に想いを寄せます。私は東北地方を訪れる度に、愛する人々、住居、職業、そして思い出など数多くのものを失いつつも、互いに対する信頼やコミュニティのためにより良い未来を作り上げることへの決意を失うことがなかった人々にお会いしました。

私が駐日米国大使を務めた3年間、復興の取組は大きな進展を見ました。それぞれの訪問の際により明るい未来への私の希望は新たなものとなりました。亡くなられた方々が戻ることはありませんが、東北地方の人々は、その勇気と忍耐によって世界を感動させました。今日、世界は新型コロナの悲劇に直面しておりますが、その教訓はいつにも増して重要です。

3.11の悲劇は友人、そして同盟国として日米をより引き寄せました。米国の軍人は私に対して、トモダチ作戦は、彼らの人生を変えたと述べておりました。すなわち、支援を必要としている人に対して手を差しのべ、我々両国の絆を強めるとの希望を深めました。また、日本国民からは米国という「行動も共にする友人」がいてくれたことにいかに感謝しているかを何度も伺いました。

この心のつながりは永遠に続くものです。米国国民は亡くなられた方々の御冥福をお祈りします。我々は、この甚大な災害の記憶が、より良い未来を築く上での我々のコミットメントを新たにするものであることを祈念します。我々両国の偉大なリーダーたちはより平和で安全な世界の実現に取り組むに当たり、両国民の間の友情に頼ることができることを我々は知っています。

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