● イベントレポート ●
RKBカラフルフェス2025
2025年10月11日(土)~10月12日(日)
RKB毎日放送会館周辺(福岡県福岡市早良区)
- イベント公式ページ
- https://rkb.jp/colorfulfes2025/
福岡で福島を知って、
学んでもらいました!
復興庁は、イベントキャンペーン「知って、学んで、行ってみよう!ふくしま」を展開し、福島県の復興・創生を目指す復興庁は、福岡県福岡市百道浜で10月11、12日に開催された「RKBカラフルフェス2025」に展示ブースを出展しました。復興庁が九州でこうしたイベントに出展するのは昨年に続き2回目で、秋晴れの下、福岡タワー周辺の会場に詰めかけた来場者に、震災からの復興が進む「福島の今」と魅力をアピールし「知って」「学んで」いただきました。

■福島の安全性、
最新情報を発信!
地元放送局が開催するこのイベントは、特設ステージからの公開生放送をはじめ、九州を中心にした各地の名産や人気商品を購入できる物販ブース、子どもから大人まで楽しめる展示・体験ブースなどが約80あり、毎年5万人ほどの人出でにぎわう人気企画です。
復興庁のブースでは、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故からの復興が進む福島県の現状について学んでもらい、放射線等の安全性を理解してもらった上で、観光や居住のための「福島の魅力」を伝えたいと、パネルを展示して最新情報を発信しました。
パネル10枚を展示した復興庁ブースでは、放射線に関する正しい知識や、「ALPS(アルプス)処理水とは」、「復興再生利用の推進」などの情報を紹介しました。時間の経過と除染作業により、福島県内各地の放射線の空間線量率は、世界の都市と比べてもほとんど差がありません。また、2023年8月に海洋放出が始まったALPS処理水についても、東京電力や環境省が周辺海域で随時モニタリング検査を実施しており、基準値を超過したデータはありません。さらに玄米や魚介類、野菜や果物についても検査を続けており、安全な食品を提供しています。こうした事実をデータに基づき丁寧に説明しました。
放射線についての詳しい情報は(ちゃんと知っておきたい放射線のこと)をご覧ください。
ALPS処理水についての詳しい情報は(ちゃんと知っておきたいALPS処理水のこと)をご覧ください。
さらに「復興の状況」を知らせるパネルでは、原発周辺の浪江町、大熊町、双葉町、富岡町の各町で伝統の祭りが次々に復活し新設校も開校、相馬地方5市町による「相馬野馬追(そうまのまおい)」が本格的に開催されるなど、にぎわいが戻ってきたようすを紹介しました。一方で、縮小しながらも、まだ立ち入りが出来ない避難指示区域もごく一部に残っていることも説明しました。ブースには原発周辺10市町村のパンフレットを置き、観光地や物産など地域の魅力を紹介し「ふるさと復興・創生」に懸命に取り組んでいる姿をアピールしました。
■復興に向けた
地元の頑張り知った!
復興庁ブースには、子ども連れのファミリーや中年のご夫婦など多くの市民が訪れました。10枚のパネルを見てクイズ付きアンケートに答えると、ガラポン抽選で景品がもらえるイベントを実施。参加者には展示パネルの縮刷版などのパンフレットも配布し、家庭に帰った後でも「福島の今」が話題になるよう配慮しました。
ブースの前には長い列ができるなど、オープン早々からにぎわいました。熱心にパネルに見入る夫婦や、幼い子どもに代わってクイズに挑む保護者の姿も見られました。1等は福島のラーメンセット、2等と3等はシャベルによるお菓子すくいになっており、スタッフの「頑張れ」コールの中、ブースは歓声と笑顔に包まれました。
会場1番乗りは、80代の両親と娘さんの3人家族。娘さんは「母がラジオで福島関連のイベント開催を知り、行ってみよういうことになり、早朝からバスに乗ってきてみた。東日本大震災から14年になるが、予想以上に頑張っているなあ、というのが率直な感想です。まだ課題はあると思うが、これからも見守っていきたい」と話し、お菓子すくいを楽しんでいました。
早々と1等賞のラーメンセットをゲットしたのは、福岡市内から来た親子3人組。昨年に続き「ことしもガラポン抽選に挑戦してみよう」とやって来たところ、いきなりの1等賞。小学生2人も2等賞を獲得。スタッフの「おめでとう」コールに包まれてニッコリ。「福島、頑張っていますね」と言いながら、家族でカメラに収まってくれました。
福岡市内から来たという夫婦は「原発事故はこれまで遠くの出来事と思っていたけど、復興が着実に進んでいるんですね。玄米などの農産物もほとんど放射性物質による汚染はないとことを知って安心した」と語りました。
保護者2人に小学生4人のグループは「この子たちがまだ生まれる前の出来事だったが、ちょうど5年生から放射線などの学習が始まったところだったので、いい勉強になったようです」と話しました。
■復興再生利用にも高い関心!
今回、新たなテーマに追加されたのは、除染作業等に伴って生まれた東京ドームの約11杯分(約1400万㎥)にも及ぶ大量の土壌に関する「復興再生利用の推進」。来場した人たちもパネルを熱心に見るなど、除去土壌の再利用について、高い関心を示していました。
除去土壌の復興再生利用についての詳しい情報は(除去土壌の復興再生利用について)をご覧ください。
昨年も復興庁ブースに来場したという小中学生の娘さん2人と一緒の女性は「復興再生利用の推進についてのパネルでは、除染などの作業で出た大量の土壌の4分の3は、資材として再利用ができるということ。驚きでした。ニュースではなかなか目に触れないことも多いので、こうして被災地の現状を展示することは、大いに意義がある」と笑顔で話してくれた。
同じく昨年も来たというシニア男性は「除去土壌が、中央官庁の花壇で利用されていることは知っているが、大量の土壌を処理するためには、もっと大掛かりな計画を考える必要がある。その前に漠然とした不安感を解消することが大切では」と語りました。
中年の女性も「除去土壌の4分の3は利用できるとはね。福岡でも何かできることがあるなら、お手伝いしたいですね」と話してくれました。
震災当日、関東地方の衣料品販売会社に勤務していたという男性は、福島県いわき市からの帰り道、震災に遭遇し、乗っていたJR線がストップ。駅周辺で一晩を過ごしたという震災体験者だった。すぐに同県内のスタッフに安否確認の連絡を取ったが、なかなかスマホが繋がらなかった。以来1年間は、現地の復旧作業に携わってきたという。3年前に定年を迎え、郷里の福岡市に帰り、福島にも行ってみた。「復興は着実に進んでいたが、地域によって進み具合に大きな差があるという印象だった」と話し、「福島から遠く離れている九州でも、こうしたイベントを開催し、実情をみんなに知ってもらうことは、大変いいことだと思う。私自身は、こうした震災の経験が頭から離れません」と話してくれました。
若いカップルは「福島のペンションは、プロポーズの思い出の地」と語り「どんどん復興が進んでいる感じですが、今度は家族で福島に行ってみたいです」と話していました。
雲一つない秋空の下、明るい笑顔と歓声に包まれたイベント会場。「福島の今」について学び、新たな魅力に気づくきっかけになったようです。
●解説パネル(画像をクリックするとpdfが開きます)




















