Hand in Handreport.105

風評の払拭にむけて実際に現地に訪れて見たこと聞いたことや、携わっている方々のお話を分かりやすく伝えるレポートです。

インタビュー2026.01.29

大熊町の震災復興と地方創生を実現する~FUN EAT MAKERS in Okuma~

『FUN EAT MAKERS in Okuma』施設長 菅原正平さん

東京の飲食業で働いていた菅原正平さんは、教育移住をきっかけに福島県大熊町へ。復興に携わりたいという想いから『FUN EAT MAKERS in Okuma』の施設長となり、地域交流の場づくりとともに地元食材を積極的に発信することで福島ブランドの価値を高めることを目指しています。

福島県いわき市出身でアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」のメンバー・諸橋沙夏さんが、菅原正平さんに大熊町での暮らし、子育て、そして地域とのつながりについてお話を伺いました。

取材の様子は動画でも公開中!

秋田県のご出身の菅原さん。どのような経緯で大熊町に移住し、『FUN EAT MAKERS in Okuma』で働くことになったのか伺いました。

「もともと秋田の大学を卒業しまして、上京して東京で10年ほど料理人として働いていましたが、2024年2月に大熊町に移住しました。移住した当時は、東京での仕事を大熊町からリモートワークで続けていましたが、仕事場所として使用していた大熊インキュベーションセンターで、この町のためにどうしようか?福島の復興のために!という思いで働くベンチャー企業の方がたくさんいらっしゃって。それに対して、自分はこの土地にいながらも東京の仕事をするのはどうなんだろうという想いが強くなって…。この町の復興のために関われる仕事は何か?と考えたときに、この『FUN EAT MAKERS in Okuma』を運営する今の会社を見つけて、入社しました」

東京から移住した菅原さんが語る大熊町の暮らしと子育て環境――

大熊町に移住したい、暮らしてみたいという方に向けて、実際に住んでみて感じたポイントなどをお聞きしました。

「これから移住したいと思っている方って、やはり生活の不安がすごくあると思うんですよね。子育てもそうですし、医療もそうですし、就職もそうですし、買い物とかもそうですね。私は移住前に懸念していた不安の7割は解決できましたし、残りの2割も車があれば何とかなります(笑)。大熊町は全町避難をした町で、ゼロから町を作っているところで、地方特有のルールやしきたりがないので移住者にとっては暮らしやすい町だと思います。田舎暮らしに憧れて、いざ移住をしてみたものの、やはりそういったルールに馴染めない人が結構いらっしゃり、結局都心へ戻っていく方も多くいらっしゃると思いますが、大熊はそういうのが全くないのでオススメです。また、東京に住んでいた時は、隣に誰が住んでいるか全然わからなかったんですけど(東京あるあるですね(笑))、大熊に来て1ヶ月ぐらいで40人ぐらいの知り合いができました。でも、何かイベントがあって都合が悪くて参加できなくても、そっか、ぐらいで終わって、なんであの人…っていう風にはならないので。そういったところもすごくいいのかなと思います」

子育て環境についてもお聞きしました。

「今年3歳の子どもがいます。もともと大熊町への移住の目的が教育移住でした。大熊町には、『学び舎ゆめの森』という0歳から15歳まで一貫した教育施設――保育園・小学校・中学校が一体となった教育施設ですが、そこはかなり画期的で、教室がなかったり、時間割がなかったり、自由というか…。もちろん自由の中にも選択肢があるんですけれど。すごく良かったと思うのが、学年で区切られていないので、保育園3歳の息子でも、小学校6年生のお兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒に遊んだりできるんです。そういった年齢関係なく関わるきっかけというのは、大人にならないとなかなかできないと思うんですけれど、幼少期から学年関係なく関われるところがすごく良かったかなと思います」

大きな開放的な図書ひろばを中心に多様な学びの場が広がる「学び舎ゆめの森」の校舎
大きな開放的な図書ひろばを中心に多様な学びの場が広がる「学び舎ゆめの森」の校舎
JR大野駅西口には産業交流施設と商業施設がオープン。2026年秋には震災後初となる大熊町へのスーパー出店も予定されている
JR大野駅西口には産業交流施設と商業施設がオープン。2026年秋には震災後初となる大熊町へのスーパー出店も予定されている

地域交流拠点としての役割と移住者・高齢者・障がい者の雇用創出

『FUN EAT MAKERS in Okuma』の地域での役割をお聞きしました。

「「レストランだけでなく、ビオトープがあったりするので、夏には学校帰りの子どもたちがオタマジャクシをつかまえたりして遊んでいました。今のこの時代、なかなかそういった環境がないと思うんですけど、気づいたら生き物が住みついていたり、気づいたら近所の子どもたちが遊んでいるような環境です。あと『ノキシタベース』という読書スペースもあって、食事以外の目的でも気軽に訪れていただけるので、さまざまな方と交流していただけるような地域の憩いの場になっていくといいなと思っています」

建物の北側に3つの池があり生き物が集まる場所になっている
建物の北側に3つの池があり生き物が集まる場所になっている

『FUN EAT MAKERS in Okuma』は、JR常磐線の大野駅からも近く、観光でも気軽に行くことができます。キャンプ用品メーカーと連携したバーベキューイベントなどの企業とのコラボレーションも今後開催していきたいとの事なので、ぜひイベントなどのタイミングなどで訪れてみて欲しい場所です。そして、地元の雇用にも貢献されているそうで、雇用についてお聞きしました。

「雇用面では、大熊出身の方ももちろんいらっしゃいますし、私の様な移住の方も多く働いてもらっています。レタスの栽培だと67歳の方も働いていただいていますし、トマトの選果をしていた方は知的障がいのある方です。そういった福祉的な役割も担い、誰もが働きやすい環境を目指しています」

地元食材を発信し、福島ブランドの価値向上へ!

『FUN EAT MAKERS in Okuma』を、これからどのような場所にしていきたいか、今後の展望を伺いました。

「農家でもあり飲食業でもあるという…自分でも何をやっているのかよくわからないんですけれど(笑)。農家さんから仕入れをすると、福島県産というだけで懸念されることがまだあると聞きます。僕自身も『えっ!福島なんですか…』と、いまだに言われることがあります。そういった現状をむしろアピールポイントにして、『福島県産は安全・安心!』ということを発信すること。そして地元の農家さんから仕入れた食材を皆さんに食べていただくことが復興につながると考えています。もっともっと福島のブランド価値を高めていくーそれが命題だと思っています」

情報はこちら(公式Instagram)

https://www.instagram.com/funeatmakers_okuma/

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2026年1月23日(金)、1月30日(金)放送分では、土壌を使わず天然のサンゴ砂を使用して栽培した高糖度のミニトマト7種類(トマトベリーオペラ、カラフルミックス、ほれまる、オレンジパルチェ、プレミアムルビー、イエローミミ、アイコ)をセットにして抽選で3名様にプレゼント。※気候・生育状況により一部異なる可能性があります。

諸橋さんが取材の感想として書いている言葉が応募キーワードです。動画をご覧いただき、番組ホームページのメールフォームからご応募ください。

本商品は、TOKYO FMで放送中の「Hand in Hand」内で応募プレゼントとして紹介されているものです。
本サイトからの応募はできませんので、希望される方はこちらよりご応募ください。
なお、応募締切は2026年2月6日(金)となります。

【動画はこちら】=LOVE諸橋沙夏が福島の復興・再生に取り組む人たちをリポート!大熊町に農業×食×人の交流を目指す6次化複合施設が誕生

ラジオ放送情報

「Hand in Hand」は、平日朝6時から生放送でお届けするラジオ番組「ONE MORNING」内で毎週金曜の朝8時11分に放送。TOKYO FM/JFN36局ネットにてお聴きいただけます。番組を聴き逃した方は、ラジオ番組を無料で聴くことができるアプリ「radiko」のタイムフリーや「Podcast」でお楽しみいただけます!
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