村尾信尚と学ぶ 知っておくべき福島の復興

皆さんの記憶の中の福島県は、今、どのような姿をしているでしょうか?

2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地としての映像が、記憶に刻まれているかもしれません。
繰り返し放映され、地震、津波、原発事故による複合的な災害に苦しむ人々の姿は、もちろん、忘れてはいけない記憶です。

しかし、あれから14年。

福島県は今、復興真っ只中です。さまざまな取り組みが進み、そして次第に実を結びつつあります。
新たなページが、新しいものがたりで紡がれようとしています。
現在進行形の「福島の今」を、あなたの記憶に上書きしてください。

1復興する福島の
「現在地」

震災から14年が経ち、空間線量の減少、公共インフラの整備、避難区域の縮小が進みました。今では先進的な教育機関やイノベーションを生む産業基盤の拠点・研究機関が置かれ、福島県は日本のフロンティアとなる先端的な地域に生まれかわろうとしているのです。

POINT動画のポイント

時間の経過と除染によって空間の放射線量も減少しました。復興の要は、人々の帰還と新たな産業の創出。さまざまなプロジェクトが進行中です。特に、地元の資源を使った若い人たちの動きは、次世代の文化を育もうとしています。復興への歩みにエールを送りたいですね。

2食の復活と
未来への課題

復興の進む福島県ですが、課題が残っているのも事実です。廃炉作業は一気にゴールまで進むわけではありませんが、少しずつ着実に前進しています。「常磐もの」として名高い海産物は、漁業者の努力により徹底的な検査が行われ、全魚種の水揚げ・出荷が可能になりました。

POINT動画のポイント

農業従事者はふるさとでの農業に再び従事し、特産の桃の輸出も再開しました。震災後、新規の漁業就労者が100名ほど増えた地域もあれば、住民が先祖代々の土地家屋を手放す決断によって、整備が進んだ地域もあります。私たちも「自分ゴト」として課題に向き合い、復興を見つめていきたいものです。

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