・登録地点:岩手県 大船渡港(国土交通省 東北地方整備局 港湾空港部)
・事業概要:
東北地方太平洋沖地震及びそれに伴う大津波により、東北地方の太平洋側港湾では防波堤の倒壊、岸壁の損傷等の甚大な被害を受けました。
東北地方の早期復興のためには、物流基盤となる港湾の早急かつ計画的な復旧・復興が不可欠です。
また、地盤沈下や防波堤等の被災により、港湾背後圏が津波や高潮の影響を受けやすくなっていることから、今後の産業活動・まちづくりと連動した防災機能の確保も同様に不可欠な状況となっています。
このため、今回被災した港湾ごとに地元関係者からなる復興会議を設置し、「新たな港づくり」の観点から、産業復興を支える物流機能のあり方や、産業活動・まちづくりと連動した津波防災のあり方を検討し、地元関係者の共通指針として「産業・物流復興プラン」(各港復旧・復興方針)を取りまとめました。
未曾有の大災害からの復活のシナリオを内外に打ち出すことにより、東北地方全体の産業・物流が一日も早く復興することを切に願う次第です。
なお、東日本大震災復興対策本部が策定した「東日本大震災からの復興の基本方針」においても、『地域経済活動の再生に関する復興施策として、基幹産業の復興や背後のまちづくり等を踏まえた港毎の復興プランに基づき港湾の産業・物流機能、減災機能を強化すること』とされています。
(東北地方整備局ホームページ参照)
・事業主体:国土交通省東北地方整備局 港湾空港部
完工済:2017年3月
・詳細情報(国土交通省)