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吉野復興大臣記者会見録[平成29年10月24日]

吉野復興大臣閣議後記者会見録(平成29年10月24日(火)10:20~10:28 於)復興庁会見室)

1.発言要旨
 おはようございます。この度の選挙で、当選をさせていただきました。これからも復興行政に全力を尽くしてまいる所存でございます。
 今日の報告事項は、二つございます。1点目、一昨日10月22日に、第48回衆議院議員総選挙が実施されました。
 今回の総選挙は、復興への取組を含めて、これまでの安倍政権の実績を問うものでございましたが、多くの国民の御理解と信頼を得られたものと、このように考えております。
 今後も被災者をはじめ、国民の皆様方の負託に応えるべく、引き続き復興の加速化に全力で取り組んでまいる所存でございます。
 2点目、明日、宮城県の塩竈市を訪問いたします。東日本大震災によって被災し、整備を進めていました魚市場の落成記念式典に出席する予定でございます。
 以上です。
2.質疑応答
(問)改めて今回の衆議院選挙の流れというか、解散からの一昨日までの流れと結果を振り返って、大臣はどのように受け止めていますでしょうか。
(答)復興行政に切れ目はあってはいけないというのは、まず私の一番の課題ということです。そういう意味では、復興庁の職員ときちんと連絡を、秘書官からも毎日メールなり電話をもらって、今の復興庁の状態、どういうものがあるのかということは把握をしていたわけであります。
 そして、公務も欠かさずにきちんとこなすということで、10月21日には常磐線の竜田-富岡間の開通式にも出席をさせていただいて、復興行政に切れ目のないようにというところを最重点としてやってきたつもりでございます。
(問)全体として、自公で3分の2を超える議席を確保できた結果については、どのように受け止められますでしょうか。
(答)これは、安倍政権の過去5年間の成果を、国民にきちんと理解を得られたと、このように捉えています。
(問)間もなくその第4次安倍政権内閣も発足すると思うんですが、現時点で大臣が復興について、どういうことに具体的に取り組みたいのかを改めて教えていただけますか。
(答)まずはハード面とソフト面です。地震と津波の被害の岩手県、宮城県、これはハード中心でございますけど、あと3年間できちんと復興住宅等々を、ハード面の整備をすると。これは残り3年しかございませんので、何とかこの3年間の間にはハード面は完成させるということでございます。
 また、ソフト面でございますけど、これは特に心のケア、心の復興等々がございます。この辺のところもきちんと30年度の予算、概算要求の中で盛り込んだところです。
 風評被害対策もこれはまた大事な問題でありまして、今年の12月にはリスクコミュニケーション戦略を大臣指示として作りますので、12月には上がってくるわけであります。このリスクコミュニケーションの戦略を使って、いかに国民一人一人に伝えていくかというところをこれからやっていき、風評被害というものを我が国からなくしていきたい、このように今取り組んでいるところです。
 たくさんありますけど、とりあえずは。
(問)衆院選で福島県5選挙区いずれも比例復活含めて自民党が取る結果となりました。一方で、比例票を見た場合ですと、自民党よりも希望の党と立憲民主党を合わせた数の方が上回っております。
 これに対して、復興に対する不満が表れたのではないかという厳しい指摘もありますけれども、いかがお考えでしょうか。
(答)票だけ見ればそのような見方もできると思いますので、我々はきちんと受け止めて、その辺のところも踏まえた復興行政をこれからやっていきたいと、このように考えています。
(問)大臣の選挙区は福島5区で、原発の最も大きな被害を受けて、津波の被害も甚大なところだと思います。選挙戦を通じて、大臣は災害公営住宅や仮設住宅にも足を運ばれておりますけれども、やっぱりこの選挙戦を通じて被災者の方から生の声でどんなようなことをしてほしいとか、こんなことが必要だというのは、話はありましたでしょうか。
(答)福島県内に仮設、そして、復興住宅がございますので、私はそこのところを訪問をしました。福島県全部回ってきたわけですけど、そこで被災者の方々、やっぱり現職大臣でございますので、いわゆる期待感というのがすごく大きいんだなという、そういうことを感じたわけです。ですから、責任の重さというものを感じてまいりました。
 御意見は様々なものはございますけど、まずは仮設に住んでおられる方々は早く住まいの確保をしたいと。また、浪江へ帰還をされた方々は、買物を、生鮮食料品を買う、そういうお店を早くつくってくれとか、人それぞれの要望というものはその場所、場所で違いがありますので、それをやっぱり一人一人の要望をきちんと実現すべく、これからきちんと責任を持って復興行政をやらねばならないなと、選挙運動を通じてそう感じた次第です。
 ありがとうございます。

(以    上)

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