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今村復興大臣記者会見録[平成28年11月8日]

今村復興大臣閣議後記者会見録(平成28年11月8日(火)10:00~10:37 於)復興庁)

1.発言要旨
 おはようございます。私から今日は1件、第23回復興推進委員会の開催について申し上げます。11月9日に開催します。当日は復興庁から復興の現状と課題等について報告すると共に、委員からは現地調査の報告及び3県から復興の現状についての報告をいただき、これらを踏まえて意見交換をしていただくこととしております。詳細につきましては、事務局に御確認をいただきたいと思います。以上でございます。
2.質疑応答
(問)先日の衆議院東日本大震災復興特別委員会の答弁についてお伺いします。富岡町の帰還困難区域を除く区域の避難指示解除をめぐる質問があったと思いますが、そのときに町が来年4月の帰還開始に向け準備をしてきたと。ところが、政府が1月の解除を示した。これは地元と意見がずれているんじゃないかという質問があったときに、大臣は戻っていただける環境はそろっていますよ、どうですかと、ある意味でアピールしていると受け取って良いとの答弁でしたけれども、これはどのようなアピールですか。
(答)それだけ準備が整ってきているということをアピールして、ということで言ったつもりです。
(問)町が4月に向けて準備をしてきて、役場が1月にはできないというようなことまで指摘されているわけですけれども、それでも総合的に判断して、帰還できますよ、というアピールの意味で1月を示せるということですか。
(答)その辺はもう少し詰める必要もあるかもしれませんが、我々の方の見方ではそういうことで、できると思って言っているのではないか、というふうに思います。
(問)変な見方をすると、町が3月に帰還を予定している、そこに一度、1月というハードルを置いて、それでやはりできませんよという話になって、地元と協議して、やはり3月にしましょうというふうに政府が軟化したようなイメージを出すためのアピールじゃないんですか、違いますか。
(答)いや、そんなことは考えていません。純粋に1月というのはできるだろうという方針を示し、正に協議してということです。
(問)もう一点、福島第二原発について質問があったと思いますけども、質問では、法整備も含めた対応をするのかというような質問があったときの大臣答弁がはっきりしなかったんですが、大臣としてはやるべきだという御答弁だったんでしょうか。
(答)この廃炉問題は、福島第二原発に限らず、いろいろ今、大きな課題になっているわけですから、そういったことも踏まえて今後どういう対応をしていくのがいいか、ということで考えなければいけないのではないかということで、そういうふうに答えたものです。
(問)あらわれた言葉としては、大臣の言葉でしたけれども、従来までの政府見解と同じことを言っていたということでしょうか。
(答)同じというか、そう言いましたけども、特に第二については、ほかの原発とは同列には論じられないだろうということは言っているわけです。そういうことの中で、全体での取組と、福島第二原発についての取組ということをよく考えながらやっていくということが必要じゃないかなというふうに思います。
(問)石巻市・大川小学校の裁判で、判決を不服ということで石巻市と県が控訴しましたが、それに対する所感をお聞かせください。
(答)本当にこの問題については非常に重く私としても考えているわけですが、一応こういった市なり県が判断をされたということについては、我々も受け止めるしかないのかな、というふうに思っています。
(問)市と県では亡くなられた先生方の責任というのが、表現を平たく言いますと、あまりにも重く評価されているというような部分で控訴したというふうに言っているのですが、そのあたり、大臣はいかがお考えでしょう。
(答)そういう面はあると思います。
(問)やはり評価として教員の責任があまりにも重かったと、重く判断されたと。
(答)はい。亡くなられた先生方の御遺族もおられるわけですから、そういったことも含めてのことじゃないかなというように思います。
(問)一方で、原告側の御遺族からは、10日間という控訴までの期間の猶予があるにもかかわらず、あまりにも早く控訴が決まったということに対して憤りの声も上がっているんですが、そちらの御遺族に関してはいかがなんでしょう。
(答)御遺族の気持ちは私も分かります。先程言ったように、これは市なり県の判断ということでありますから、それはそれとしながらも、今言われたように、もうちょっと時間をおいても良かったんじゃないかなという気は個人的にはします。

(以    上)

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