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今村復興大臣記者会見録[平成28年9月2日]

今村復興大臣閣議後記者会見録(平成28年9月2日(金)1030~1035 於)復興庁)

1.発言要旨
 おはようございます。
 それでは、私は今日、皆さん方に3点を申し上げます。1点目が昨日の福島県訪問です。それから、2点目が平成29年度の概算要求、それから、3点目が福島フードファンクラブ「チームふくしまプライド。」の設立についてであります。
 まず1点目でありますが、福島県訪問について申し上げます。
 昨日、福島市を訪問し、福島県庁で内堀福島県知事と意見交換を行いました。その後、福島復興再生総局幹部会合を行いました。これは3省庁の副大臣も同席であります。
 それから、知事との意見交換の中では、先般の帰還困難区域の取扱いに関する基本方針について説明するとともに、内堀知事に対して、今後、国の事務方が県にも御同行いただいて、関係市町村長にしっかりと御説明をする旨をお伝えいたしました。
 福島復興再生総局幹部会合では、現地3事務所、福島復興局、原子力災害現地対策本部、福島環境再生事務所の取組状況の報告について出席者間で意見交換を行い、最後に私から、今後とも相互のメンバーが緊密に連携、協力して取り組んでいこうと。特に政務三役もかわりましたので、連携を深めていこうということを申しました。
 2点目でありますが、平成29年度復興庁予算概算要求について申し上げます。
 私は復興大臣を拝命後、直ちに被災地を訪問し、被災地の知事や市町村長とお会いして、被災地の声を丁寧にお伺いしてきました。来年度の概算要求に当たっては、その声も踏まえ、被災地の抱える課題の解決に直結する取組を着実に実施できる内容といたしました。
 具体的には、被災者支援や復興道路、復興支援道路の整備、町のにぎわいを取り戻すための産業・なりわいの再生、特に人材確保に関して重点的に要求をしたところであります。また、原子力災害からの復興・再生については、住民の帰還促進や生活の再構築等に向けた支援を講じるために必要な要求を行ったところであります。
 なお、先般決定した帰還困難区域の取扱いに関する政府方針を踏まえた対応については、予算編成過程で具体化していくこととなります。これらの取組により、一日も早く被災地の方々が安心して生活できる環境を取り戻せるよう、しっかりと予算の確保に努めてまいります。
 3点目、福島フードファンクラブ「チームふくしまプライド。」の設立について申し上げます。
 お手元に資料を配付させていただいておりますが、この度、福島県の農林水産物の継続的な流通拡大に向けて、復興庁の支援のもと、一般社団法人東の食の会が福島フードファンクラブ「チームふくしまプライド。」を設立します。
 本件は、福島12市町村の将来像の提言を受けたモデル事業の一環として、福島県の協力を得て取り組んでいるものであり、今月8日に設立し、同日、福島市内にて記者発表会を開催いたします。「チームふくしまプライド。」では、福島の食を積極的に応援したい会員を広く募り、県産品のウェブ販売を行うとともに、前向きな生産者と会員が交流できる場の企画などに取り組んでまいります。
 なお、詳細については、会見終了後、事務方より説明をさせていただきます。
 以上、3点申し上げました。
2.質疑応答
(問)台風情報の関連です。所管外かもしれませんけれども、大臣、今の現状をどのように分析しているのか。あと、一番お伺いしたいのは、大震災を担当する長としてもなんですが、今回の災害、極めて地方の中山間地域でいまだに孤立が1,000人以上続いている状況があるという極めて異例な災害だと思っています。その辺の所感をお聞かせください。
(答)現状については、テレビその他で私もいろいろ見聞しているところでありますが、本当に大変なことだなと。しかも、今回はよく言われていますが、台風が三陸地方を直撃したと。そういったことで、今まで経験したことのない集中豪雨があって、しかも、先般の鬼怒川でもそうでありましたけれども、上流部で降った雨が時間差を置いて流れてくる。そういったことについて、ちょっと甘かったというか、もう少しこの恐ろしさというのを前もって分かって、きちんとした対応がやれればと思いますが、これはもう今さら言ってもしようがないわけであって、今までになかった面がここにちょっとこういう結果として出てきていると思います。
 だから、一日も早くヘリコプターでも何でも災害へ動員して、孤立している人たちの救出に全力を挙げるということが大事だというふうに思っております。
(問)大臣、22日から入院されていましたけれども、これについてちょっと御説明していただけますでしょうか。
(答)もうこれは先般お話ししましたけれども、検査入院して、そして、ちょっとだったものですが、消化器の一部に潰瘍の跡があって、これは今のうちに治療しておいたほうがいいだろうということで、直ぐに対応して、こうやってピンピンしています。
(問)何か症状で悪いところが見つかったとか、そういうんじゃないんですか。
(答)いや、そんなことはありません。

(以    上)

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