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髙木復興大臣記者会見録[平成28年3月8日]

髙木復興大臣閣議後記者会見録(平成28年3月8日(火)10:32~10:40 於)復興庁)

1.発言要旨
 おはようございます。私から2件申し上げます。まず1件目でございますけれども、5日、安倍総理とともに福島県を訪問し、福島市の復興牧場、南相馬市の常磐線小高駅、広野町で震災後に開業したレストラン、楢葉町に誘致した企業を視察させていただきました。復興牧場と広野町のレストランでは、福島の農産品のおいしさを再確認するとともに、酪農家の方から「いち早く経営を軌道に乗せて、他の県の酪農家と勝負できるよう頑張りたい」など、福島県における農業の復興に向けた心強い意気込みを伺うことができました。   
 常磐線小高駅におきましては、地元の高校生とお会いして、常磐線開通への期待の声を伺いました。楢葉町の企業では、町出身の社員の方から、最先端分野の仕事をしていることに誇りを感じるなど、今後に向けた明るい希望を聞くことができ、勇気づけられたところでございます。
 今後とも被災地に寄り添いながら、その切実な思いを受け止めて、しっかりと復興を加速化してまいりたいと思っております。
 続きまして、2点目でございますが、福島の森林・林業の再生のための関係省庁プロジェクトチーム第2回会合の開催について申し上げます。
 明日、3月9日、福島の森林・林業の再生のための関係省庁プロジェクトチームの第2回会合を開催することになりましたので、御報告申し上げます。第2回会合では、第1回会合の議論を踏まえて、福島県を始め地元の御要望、御意見を伺いながら、関係省庁とともに検討してきた福島の森林・林業の再生に向けた総合的な取組(案)について議論を行い、取りまとめることとしております。福島県の皆様の安全、安心を確保するとともに、福島の森林・林業の再生を加速させるべく、復興大臣として各省庁にしっかりと横串を打ち、スクラムを組んで総合力を発揮できるよう取り組んでまいりたいと存じます。詳細につきましては、明日の会合後、事務方から説明させていただく予定でございますので、よろしくお願いいたします。
 私からは以上2点でございます。

2.質疑応答
(問)森林・林業の再生に関する会合では、今回取りまとめと考えてよろしいんですか。
(答)そうです、明日第2回目を行いますけれども、総合的な取組(案)について議論をし、そして取りまとめたいというふうに考えております。
(問)安倍首相の福島県訪問に関連しているんですけれども、安倍首相が福島を一大水素供給地にしたいと、水素エネルギーの先駆地にしたいというような発言があったんですけれども、それに関する大臣の受け止めをお伺いいたします。
(答)ただいま御指摘のとおり、5日、安倍総理は福島県を再生可能エネルギーや水素エネルギーの先駆けの地とする、福島新エネ社会構想を発表したと認識しております。月内に、国、福島県、電力会社、関係事業者等による福島新エネ社会構想実現会議を設置して、構想の具体的な内容について検討を開始すると聞いておるところでございまして、再生可能エネルギーの導入拡大は低炭素社会実現への貢献だけではなくて、被災地域の復興、あるいは地域活性化や新たな産業の創出にも資するものでございまして、復興庁としても関係省庁とも連携しながら、福島の復興再生のために必要な対応というものをしっかりと進めていきたいというふうに考えておるところでございます。
(問)昨日の夜ですけれども、釜石市の仮設住宅で高齢の女性の変死体が発見されたというニュースがございまして、まだ、どういった形でお亡くなりになったのかは分からないんですけれども、息子さんとお二人暮らしだったということで、高齢の方で仮設住宅でお亡くなりになるということで、震災から5年を前にして、改めて見守り体制の充実というのが、すごい課題なのかなというふうに思うんですけれども、大臣の御所感をお願いいたします。
(答)その案件につきまして、詳細まだ私も存じ上げておりませんけれども、大変痛ましいことだと思います。今も御指摘いただきましたけれども、しっかりと見回り等をやっていく、仮設においてもそうでありますし、新たに災害公営住宅に入られた方で、孤立感、孤独感を持っている方もいらっしゃるというような話もございますので、御案内のとおり、被災者支援総合交付金を相当拡充をいたしましたので、そうしたことのないように、コミュニティー形成しながら、仮設住宅にいても、あるいはまた災害公営住宅に移っても、孤立感のないように生活をしていただく。ましてや、そういった孤独死、孤立死というようなことのないようにしっかりと対応していくということは大事だということは十分認識しております。先ほど申し上げたとおり、そうした交付金もかなり拡充させていただいたところでございますので、しっかりと対応していきたいというふうに思っております。
(問)今日、閣議が終わった後に、総理に中間貯蔵に関して報告をされていたと思うんですけれども、これについての内容というのは、どういった内容でしょうか。
(答)中間貯蔵の問題につきまして、現在の取組状況を報告させていただきました。総理からは、引き続きしっかり取り組んでほしいという言葉がございました。
(問)具体的に何か指示、総理から指示はありましたでしょうか。
(答)具体的なところは、申し上げたとおり、引き続きしっかり取り組んでほしいということでございます。

(以    上)

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