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髙木復興大臣記者会見録[平成28年1月29日]

髙木復興大臣閣議後記者会見録(平成28年1月29日(金)10:30~10:40 於)復興庁記者会見室)

1.発言要旨
  おはようございます。
  本日、私から2点申し上げます。まず、一つ目、福島の森林・林業の再生に向けた検討について。福島の森林・林業の再生については、従来から、福島県民の皆様の関心が非常に高く、また、自治体からも森林の放射性物質対策や、林業の再生について、政府に対して重ねて要望があるところでございます。
  昨年、12月21日の環境省の環境回復検討会が示した、森林における放射性物質対策の方向性に対する、福島県等からの緊急要望などを受け、復興庁、農林水産省、環境省の関係省庁が縦割りを廃し、総合的な取組を検討する場を、近日中に開催する方向で検討を進めさせていただいております。詳細については現在、検討、調整中でございまして、固まり次第、公表させていただきます。
  私としては、福島の森林・林業の再生を加速させるべく、復興大臣として、3省庁にしっかりと横串を打ち、3大臣がスクラムを組んで、総合力を発揮できるように取り組みたいと考えております。
  二つ目でございます。明日1月30日ですが、岩手県平泉町、盛岡市を私が訪問させていただきます。年頭にも申し上げましたが、本年は、東北観光復興元年と位置づけております。今回の訪問では、地域の観光資源を活用した観光復興の取組や、課題等についてお話を伺い、意見交換等をする予定でおります。
  私からは以上でございます。
2.質疑応答
(問)森林・林業の再生に向けた検討ということで、3省庁が連携していくことなんですが、これは会議のようなものを近々開くということでしょうか。
(答)近々、開くべく調整をいたしております。
(問)いつごろの御予定でしょうか。
(答)2月の頭にできればということを思っています。
(問)昨日夕方なんですけれども、甘利前大臣が、大臣を辞任されまして、会見を開いて、御自身のお考えを述べていらっしゃいましたけれども、大臣御覧になられていかがでしたか。
(答)まずやはり、お辞めになられたことは残念だなという思いです。ただ、大臣御自身が重い判断をなさいましたので、受け止めたいというふうに思います。合わせて、特にTPPに関しては、大変御苦労なさっていらっしゃいました。甘利大臣だからこそ、大筋合意もできたのかなというふうに思います。ついては、署名には、いてほしかったなという感想は持っております。
(問)その甘利大臣のTPPについて、交渉をまとめられたと、本人も会見の中でおっしゃっていましたけれども、そういう要のような存在の方が辞任をされたということで、今後、例えば、国内の景気ですとか、あとはTPPの今後の進め方自体にも影響が出てくることはないですか。
(答)後任に石原大臣が就任なさいましたけれども、石原大臣は、経験も大変豊富な方でありますので、しっかり甘利大臣の後を受けて、重責を務めていただけると、そのように思っております。
(問)関連しまして、これから国会で予算審議等を控えている中での、重要閣僚の辞任ということで、国会論議への影響ですとか、それから内閣全体への影響をどう考えるか、お聞かせください。
(答)国会のほうは、しっかりとやっていかなきゃならんというふうに思います。是非野党の御理解もいただきながら、国会が運営されていくことを期待したいというふうに思います。また、内閣においては、先ほど申し上げたとおり、石原大臣が後任になられたわけでありますけれども、経験等もいろいろ豊富な方でございますので、十分にその重い責任は果たしていただけるというふうに思いますし、もちろん、内閣まとまって、しっかりとこの甘利大臣の務めというんでしょうか、そういった担務だけではなく、このいろんな政治課題というものをしっかりと解決すべく、内閣が一丸となって取り組むということが必要だというふうに思っています。
(問)森林除染についてのチームの話なんですけれども、大臣どちらかというと、環境省が行っている復興事業について、指定廃棄物も含めて、どちらかというと、環境省の動きを見るとか、静観、傍観する姿勢が多かったんですけれども、今回チームをつくるに至った経緯をお聞かせください。
(答)一義的には、除染というのは、環境省が実際仕事をしたり、あるいはこれから森林ということになると、林野庁ということになってくるんだと思いますけれども、先ほど申し上げたとおり、やはり横串をしっかり刺して、調整というのも必要ですし、たびたび申し上げておりますけれども、正に司令塔としての役割を果たさなければならないという思いで、今回、このようなことをさせていただいたということでございます。
(問)甘利大臣の辞任で、野党側はまた髙木大臣の政治資金問題などについて、改めて追及する構えを見せておりますが、髙木大臣御自身の進退について、改めてお聞かせ願えますか。
(答)これまで委員会だとか、あるいは会見等で丁寧に説明をさせていただいてきたというふうに思いますし、これからも、聞かれればしっかりと答えていきたいというふうに思っております。ただ、これもたびたび申し上げておりますけれども、今の私の務めというのは、この復興大臣という重い責務をしっかりと果たしていくというのが、私の今の務めだと、責任だというふうに認識をいたしております。
(問)大臣の地元でもある、福井県の高浜原発が再稼働ということなんですけれども、反対の声もまだ多くありますが、大臣の受け止めがありましたら、お聞かせいただきたいんですが。
(答)再稼働に向けた最終段階に至っているかというふうに思いますが、これは正に世界で一番厳しい安全基準というものをクリアして、なおかつ丁寧に地元プロセスというものを経て至ったというふうに認識をいたしておりますが、いずれにしても、地元の皆様方の御意見は十分尊重しなきゃならんと思いますし、何に置いても原子力発電というものは、安全を最優先に運転をしていかなければならない、このように認識をいたしております。
(問)昔から政治家にとって、政治と金の問題というのは、ことあるごとに出てきて、甘利大臣が今回辞任に至ったのも、秘書の問題が大きかったのかもしれないですけれども、政治と金の問題というのが大きく取り上げられて、髙木大臣自身も政治と金の問題について、国会で厳しく追及を受けてきましたけれども、政治と金の問題について、改めてどういうお考えか教えていただけますでしょうか。
(答)これはもう、しっかりと政治と金につきましては、クリーンにしていかなければならないということで、私も今回のことがございましたけれども、私自身、しっかりと襟を正して、政治をやっていくと、仕事をしていくということでありますし、また、秘書の話も出ましたけれども、私も事務所の者に、しっかりと法令を遵守してやっていくように、これもたびたび申し上げておりますけれども、厳しく指導もさせていただいたところでございます。しっかりと、政治と金ということは、私自身が重く受け止めて襟を正して頑張っていくということかというふうに思います。

(以    上)

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