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髙木復興大臣記者会見録[平成27年11月17日]

髙木復興大臣閣議後記者会見録(平成27年11月17日(火)11:00~11:05 於)復興庁)

1.発言要旨
 おはようございます。私からは1件ございます。昨日、11月16日でございますけれども、福島県富岡町、田村市、川俣町、南相馬市を訪問いたしまして、各首長との意見交換、そして要望を頂戴したところでございます。
 富岡町では避難指示解除時期の適切な判断、帰還困難区域の除染等について、田村市では福島再生加速化交付金の柔軟な運用、木質バイオマス発電やCLT産業の推進に向けた支援等について、川俣町では財物賠償の格差の課題の対応、除染の推進や仮置場の早期解消等について、南相馬市では小高復興インターチェンジの設置、ロボット研究・実証拠点や小高区の復興拠点施設の整備等について、御要望を頂きました。各市町からの切実な思いを受け止め、しっかりと福島の復興に取り組んでまいりたいと考えております。
 今回の訪問で福島県の避難指示等の出た12市町村を、全て訪問させていただきました。各市町村ごとに置かれた状況が異なること、それに応じて多様な課題があることを、改めて確認して帰ってきました。今後とも被災地の状況を自分の目で確かめて、被災地の声を丁寧に伺いながら、しっかりと復興を前に進めたいと、このように考えておるところでございます。私からは以上でございます。

2.質疑応答
(問)今、大臣から12市町村を全て回りましたというお話がありましたけれども、そこで大臣として得られた、こうしたところが参考になるとか、知見ですとか、あとはその上でこれからどのように職務に取り組まれていくかということをお伺いします。
(答)まずは本当に大変な状況の中で各市町の皆さん、首長を初め大変御苦労いただいているということが、まず実感できました。それから、先ほども申し上げましたけれども、12市町村ごとにいろいろな課題があるということが認識できましたので、まさに、寄り添うという言葉をよく使わせていただいておりますけれども、その市町村においてどういったことをさせていただくのが一番いいのか、寄り添う形で対応していくということ、それから一通り回らせていただき、首長さんにお会いできましたけれども、まだ被災現場そのものを十分に見たとは言えないと私自身は思っておりますので、これからも、まさに現場主義でたびたび訪れてこの目で確かめて、そしてまた耳でお聞きして、復興に全力を尽くしていきたいと、そういうような感想を持って帰ってまいりました。
(問)先日の復興推進委員会の中の大臣の発言の中で、東北の観光について力を入れていきたいというお話がありましたが、具体的に大臣のほうで構想が何かあるんでしょうか。
(答)まだ具体的なことは復興庁、そしてまた県当局、そして国交省の中にある観光庁、そうしたところで具体的な協議をしていただきたいと言っておりますが、いずれにしても、前も申し上げたかもしれませんが、まさに人口減少時代に交流人口をどう獲得していくかということで、どの市町村、自治体も躍起になっています。そしてまた、インバウンド2,000万人時代を迎えるわけでありますけれども、残念ながら東北にまだ、いい波というのが来ていませんので、今から準備をして、しっかりと東北のほうにも多くの方が来ていただけるようにするということは、新しい東北の創出につながるんではないかという思いで私から発言をさせていただいて、前にも申し上げましたが、知事さんからも御賛同の声を頂いているところでございますので、これから具体化をさせていきたいというふうに思っております。

(以    上)

 
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