復興庁復興庁
  • 文字サイズ
メニュー
閉じる

髙木復興大臣記者会見録[平成27年10月20日]

髙木復興大臣閣議後記者会見録(平成27年10月20日(火)14:00~14:12 於)復興庁)

1.発言要旨
 髙木でございます。今日は午前中、宮中行事がございまして、2時からということになりました。お待たせをいたしました。それでは始めさせていただきます。
 まず、私から2件申し上げます。
 1件目は、昨日、安倍総理に同行させていただきまして、福島県を訪問させていただきました。大熊町と楢葉町でございます。
 大熊町で町長さんから、いわゆるジオラマ、これから町の復興をどうやってやっていくかという模型を見せていただきまして、まさにそういった模型があれば将来の町の絵姿が見られますし、また、復興、そして帰還ということにもつながるという感じを受けてきました。
 また、楢葉では、いわゆるロボット、廃炉のロボットでございますけれども、遠隔技術開発センターが開所しました。また、帰還した住民の方々から「楢葉町が好きで避難指示解除後に楢葉に戻った」、「町の復興のために活動したい」などと、前向きな御意見を頂くことができました。
 復興が着実に進んでいるというふうに実感をさせていただきましたけれども、まだまだ福島が直面している課題は多いというふうにも感じて帰ってきました。総理も記者会見でおっしゃっていましたけれども、福島の復興なくして日本の復興なしという認識のもと、引き続き福島の再生・復興に全力を尽くしてまいりたいということを感じて帰ってきました。
 2点目につきましては、先週14日水曜日でございますけれども、石巻市の新蛇田地区災害公営住宅を視察させていただきました。その際、居住者の方から、風が非常に強くて玄関ドアを開けるのが大変だとのお話をお聞きしました。早速、私から宮城復興局に指示をいたしまして、翌15日木曜、玄関ドアが開けにくい状況について現地調査をさせました。細かいことかもしれませんけれども、正に災害公営住宅に入っていらっしゃる方のそういった不便というものを身近に聞いて、そして、すぐに対応させていただくということで、必要だと感じ、そのようにさせていただきましたけれども、その結果、換気口あるいは換気扇というような問題もこれございまして、すぐに解決したようでございます。先ほど申し上げたとおり、寄り添うということはこういうことかなということ、大変小さなことではございますけれども、感じましたので、あえて今日、二つ目として皆様方に御報告をさせていただいたところでございます。
 以上でございます。何かございましたら、お願いします。
2.質疑応答
(問)大臣、福島第一のプラント自体は視察したことあるかと思うんですが、福島、原発事故の避難区域に入られて住民とお話しされるのは、以前されたことはありますか。
(答)いや、残念ながら、住民の方とは話したことはございませんでした。
(問)初めて意見交換されて、4年7か月たつわけですけれども、まだ避難生活を継続されている方も、ようやく帰還された方もいらっしゃいますが、御所感を改めてお伺いします。
(答)そうですね、まずやっぱり思ったのは、フレコンバッグがたくさん置いてあるということを実感しました。これは、除染は進んでいるということは言えるんでしょうけれども、やはり中間貯蔵施設の遅れというものがあると。これはもちろん環境省の所管ではありますけれども、しっかりと中間貯蔵施設について、復興庁としても環境省と一緒になって取り組んでいかなきゃならないなと、そんなことを感じました。
 それから、住民の方とお話をさせていただいて、やはり帰りたい。もちろんいろんな考え方の方いらっしゃいますけれども、帰りたいと思っている方にやっぱり帰っていただける、そのための住まい、あるいは商店、なりわい、あるいはまた地域のコミュニティ、心のケア、そういったことをしっかりやっていかないと、なかなか帰っていただけないのかなということも感じて帰ってきました。
 しかし、意見交換させていただいた皆さん方は本当に前向きに、それぞれの立場で、女性の方、男性の方、若い方、いろんな方いらっしゃいましたけれども、本当に一生懸命になって、帰って、そして新たな町を作っていこうという意気込みは感じられましたので、そうしたことについて、しっかり復興庁として応援をしていかなきゃならんと、そういうことを感じて帰ってきました。
(問)大臣、就任から2週間ほどがたちましたけれども、3県の知事とは既にお会いになられて、市町村の首長さんとも何人かとはお会いになって話をされている。被災者の方ともお話しになっておられますけれども、改めてお話しになって感じたこと、印象、また、特に印象に残ったことなどございましたら、お聞きしたいと思います。
(答)3県の知事とお話をさせていただき、そしてまた、首長さん、あるいは住民の方とも話をさせていただきました。4年7か月たったわけであります。結構な時間たちましたが、やはりまだまだだというのが多分皆さん方の感想なんだろうというふうに思います。ただ、その中にあって、しっかり頑張っていただいて、かなり復興は進んできたというような見方もできるかというふうに思います。
 いずれにしても、あと5か月で丸5年、そして次の新しい復興・創生期間に入る宮城、岩手。その残された5か月をどのようにして復興庁として対応するか。あるいはまた、新しいステージに入るときに、どういう姿で入っていけるか。もちろん住まいがまず大事なんだというふうに思いますけれども、そうしたことを、この時期に大臣をする者として、しっかり気に留めながらやらなければならないというふうに思っています。
 印象に残ったことといいますと、幾つもありますけれども、一つには、復興ができると、また新しい課題ができてくるということです。ハードの整備ももちろんやるわけでありますけれども、ソフトということが非常に大事になってくるだろうと思います。いわゆる、先ほど申し上げましたけれども、心のケアだとか、あるいは地域のコミュニティだとか、そういったところをやっぱりしっかりとこれからサポートしていって、正に被災地の方に寄り添う、そんな形で復興庁はなければいけないんだろうというふうなことを感じました。
(問)大臣、先週の金曜日にもお伺いしたんですけれども、先週の週刊誌報道に関して、あれは事実なのかどうか、教えてください。
(答)週刊誌にいろいろ書かれております報道がございますけれども、そうした事実はございません。
(問)週刊誌の内容では、大臣が合い鍵をつくって勝手に上がり込んで、箪笥を物色して下着を持ち帰っただとか、大学生の頃に交際相手の下着を盗んでいたとか、被害者の方のコメント、かなり具体的に書いてあるんですけれども、それでもやっていないと言い切れるんですか。
(答)そういったことはございません。そのインタビューというんでしょうか、記事も読みましたけれども、そのことについて私は分かりません。
(問)地元では有名な話と伺っているんですけれども、何か銅像にパンツがかけられているとか、そういうのはあるんですか。
(答)私は、選挙のたびに、正直言って、いろいろとそういった話が出ているのは承知もいたしております。しかし、私とすれば、一定の理解をいただいているというふうに思っておりまして、だからこそこうやって6期も連続当選させていただいているというふうにも思います。抗議をしないのかという話もございますけれども、やはり政治家としてそれに向かっていくというのが一番あるべき姿だろうというふうに思いますし、それから、もちろん今こうして大臣という立場をいただいて、復興に向けて正に被災地と寄り添いながら、その重責を果たしていくというのが今の私の務めだというふうに思っているところでございます。
(問)すみません、重ねて恐縮ですが、内容的には非常に、週刊誌報道、刺激的というか、名誉棄損に当たるとも考えられなくはないんですけれども、何かそういうアクション、訴えるですとか…。
(答)ですから、今申し上げたとおり、今はこういう大臣の立場をいただきました。非常に重い立場です。その職責を邁進、その仕事に向けて邁進していくということが私のとるべき立場だろうというふうに思っています。
(問)確認なんですけれども、そうすると、例えば提訴とか、そういったことは今のところ考えていない。
(答)今のところは考えておりません。
(問)書いてある内容では、住居侵入と窃盗の容疑で聴取なり受けたというようなお話ありますけれども、これはない。
(答)ありません。
(問)その当該女性のお宅を御存じですか。
(答)いや、もちろん知りません。
(問)その当該女性のお宅のところに車を停めたというような行為もなかった。
(答)はい。
(問)何か白い手袋……
(答)いや、もう本当に、とにかく週刊誌にあるようなことはございません。それに尽きます。
(問)すみません、大臣のお父様が頭を下げて示談になったということも書いてありますけれども、それについては。
(答)週刊誌に書いてあるようなことはございません。
(問)酒癖が悪くて、裸になられることがよくあるということも書いてありますけれども。
(答)ありません。
(問)事実でないというご主張は分かりました。ならば、なぜ先週の金曜日の官邸での会見でそれを御回答されなかったんですか。
(答)あの場所で申し上げたかとも思いますけれども、あのときは復興推進会議の後のぶら下がりということでございましたので、あの場所はお答えをする場所ではないというふうに考えて、お答えを控えさせていただいたということでございます。
(問)通常の閣議後会見も兼ねたと思うんですけれども。
(答)いや、あのときは復興推進会議のぶら下がりというふうに認識をいたしておりました。
(問)すみません、就任直後に、地元の皆さんに頂いた支援に恩返しができるように、地元のことを誇りに思いながら頑張りたいという言葉があったんですけれども、今、地元の方に伝えたいことというのはありますか。
(答)はい。本当に御心配かけて申し訳ないということだけでございます。頑張って地元の方にも御恩返しをする、あるいはまた、この頂いた復興大臣という職責をしっかりと果たしていきたいというふうに思っております。

(以    上)

ページの先頭へ