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根本復興大臣の会見[平成25年7月26日]

根本復興大臣記者会見録(平成25年7月26日(金)11:07~11:14 於)復興庁記者会見室)

1. 発言要旨
 私の方から一件お話を致します。
 来週29日(月)、安倍総理が宮城県を訪問される際、私も同行する予定です。
具体的には、石巻市において、今月から入居が進んでいる災害公営住宅を視察します。
 また、石巻市では、仮設住宅にお住まいの高齢者の健康を支えるため、医療・介護・福祉等の分野が連携して対応する「地域包括ケアモデル事業」を進めておりますが、その拠点として開設される「開成包括ケアセンター」に伺う予定です。
 また、南三陸町では、仮設商店街の「さんさん商店街」を訪れた後、公立志津川病院が津波で全壊した中で、地域の医療を確保するために設置された仮設の診療所に伺う予定です。
 私からは以上です。

2.質疑応答
(問)今回の宮城県の訪問で、今回、大臣は総理に同行されるようですけれども、狙いは何なのか改めて伺いたいのですが。
(答)石巻市、南三陸町は、住宅再建あるいは産業振興、医療福祉の再生に向けて大きく動き出している地域ですので、その事業の現場を確認したいと思います。
  石巻市では、今月から入居を開始した災害公営住宅に住まわれている皆さまのご様子を伺うとともに、来月に開所を控える被災地の医療・介護・福祉等の分野を連携して対応する拠点「開成包括ケアセンター」の現場を拝見させていただきます。「開成包括ケアセンター」は、先日石巻市を訪問して市長から概要について伺って意見交換をしましたが、これからの超高齢化社会に向けての包括支援という意味で「新しい東北」の創造に繋がる先導的モデルだと私は期待をしております。
南三陸町では「南三陸さんさん商店街」は賑わいを見せている仮設商店街ですし、一方で被災地の地域医療の確保を担っている公立南三陸診療所の現場―医療分野を拝見させていただきたいということで、今回訪問致します。

(問)南三陸町の商店街を視察されると思うのですが、以前、今年の1月くらいの話なのですが、町の賑わいを取り戻すことが一つの大事な課題になるということで、町の賑わいを取り戻すための新たな財政支援を検討しているようなことをおっしゃっていたかと思います。その後、その話はどうなったのか、そのような町の賑わい復活のための新たな取組となるような来年度予算で検討しているものがあれば聞かせていただきたいのですが。
(答)あの時の話は、グループ化補助金で商店街を、例えば一つの共同店舗をつくる場合にはそれを対象にしますと、要は仮設商店街から本設の商店街にするときに、グループ化補助金で一つの商店街をつくるというところに補助を拡大しましたから、商店街の賑わいの本格的な復興・再生の一つの有力なツールですということだと思います。そのハード面だと思います。ソフト面の話は、これからの「新しい東北」のようなテーマの中で新たな取組も出てくると思います。いずれにしても住宅建設と生業、産業再生、雇用の場の確保が、大きなテーマですから、そのテーマについて、常によく考えを巡らせながら新たな施策を考えていきたいと思います。

(問)汚染水の海洋流出について、東電の本社と福島の復興本社との間で齟齬が出ているようなのですけれども、大臣の所見をお願いします。
(答)しっかりやってもらいたい。組織内の話なので、復興大臣の立場から言えば、緊張感を持ってしっかりやってもらいたい。

(以    上)

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