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宮城復興局/「石巻市子どもサミット2012」で石巻市の中学生と対話

 宮城復興局は、8月20日(月)宮城県石巻市において「石巻市子どもサミット2012」を石巻市教育委員会と共に開催し、石巻市立中学校の中学生と復興やまちづくりに関して意見交換を行いました。

 国の「東日本大震災からの復興の基本方針」では、復興・まちづくりにおいて、子ども・若者等の意見が反映しやすい環境整備に努めることとされています。
宮城復興局においても自治体と協力しながら、まちの未来を担う人材の育成を目的に、子ども達が市民の一員として、復興・まちづくりについて主体的に考え実践する機会を設けているところです。

 「石巻市子どもサミット」には、石巻市内の20中学校から生徒会役員ら40名が参加し、石巻市教育委員会が運営した第1部では「より良い学校生活を送るために」をテーマに、いじめ防止や学校生活の改善のため各学校で取り組んでいる事例を共有しました。また、復興庁宮城復興局が運営した第2部では、「未来へのまちづくり・私たちにできること」をテーマに熟議形式でグループワークを行いました。

 

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子どもたちからは、「石巻の魅力や復興の状況を全国に発信していきたい」、「石巻を知ってもらうためにキャラクターをつくる」、「地域の人や他県の中学生と交流する」、「獅子舞といった伝統文化を通じて、中学生自らが地域に元気を届ける」、「公園を整備し観光名所にする」、「石巻に人を呼び込む仕掛けとしてテーマパークを建設する」といった意見が出されました。

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子どもたちの発表に対して、郡政務官は「皆さんがどんなに石巻市のことを思っており、石巻地域の人々を思いやれる力を持った子ども達であるか実感させられた。皆さんの計画はどれも素晴らしかった。これを現実のものにするには、さらに熟議を重ねる必要がある。色んな意見を出し合い、対話をして、意見をまとめて発表することは社会に出る上でも役立つ経験。今日のアイディアをさらに深めてもらい、私たちもできることは応援していきたい。」とのコメントを述べました。
また、石巻市の北村副市長からも「大事なことは、主体的に考えること。そして、行動に移すこと。今回だけでなく継続を意識して、アイディアをいつか花開かせてほしい。今日いただいたアイディアを実現すべく、我々も努力していきたい。」とのコメントがありました。

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■石巻市子どもサミット2012
日時:2012年8月20日(月)
会場:桃生公民館(宮城県石巻市)
主催:石巻市教育委員会
共催:復興庁宮城復興局
内容:第1部(運営:石巻市教育委員会)
「より良い学校生活を送るために」をテーマに、いじめ防止や学校生活の改善のための各学校の取組みを共有する。
   第2部(運営:復興庁宮城復興局)
   「未来へのまちづくり・私たちにできること」をテーマに、復興やこれからのまちづくりを自分ゴトとして主体的に捉え、熟議形式で話し合いを行い、自分たちに出来ることを考え、実践の見通しを持つ。
参加校:石巻市立中学校(計20校)
協力:一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム
   http://project-yui.org/

 

 

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