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「南三陸町震災復興祈念公園」が全体開園しました 【令和2年10月12日(宮城県南三陸町)】

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた南三陸町志津川地区に整備され、昨年12月に一部開園していた「南三陸町震災復興祈念公園」が全体開園し、10月12日に式典が開催されました。

 

 同公園は東日本大震災の犠牲者を悼み、甚大な被害の記憶と教訓を次の世代に受け継いでいく場として、犠牲者名簿を安置する石碑が設置された「祈りの丘」などが整備されていましたが、今回新たに旧防災対策庁舎や「中橋」の整備が完了しました。

 旧防災対策庁舎は、津波の被害を受け避難した職員や住民43名が犠牲となった町の防災対策庁舎の遺構であり、震災後20年間(令和13年3月まで)は宮城県により保存され、その後の保存の是非は町において検討されることとなっています。「中橋」は、世界的に有名な建築家隈 研吾氏により復興の象徴として設計された人道橋で、橋の上下に通路があるダブルデッキ構造であり、南三陸町産の杉が使われています。また、同町「さんさん商店街」及び現在整備中の震災伝承施設と合わせ、すべて隅氏のデザインにより統一されたデザインとなっています。中橋は「さんさん商店街」と同公園をつなぎ、地域の回遊性を高めます。

 

 式典には平沢復興大臣が出席し、祝辞及びテープカットを行うとともに、旧防災対策庁舎正面に設置された献花台にて献花を行いました。

 

 同公園付近には今後、公共交通ターミナルや震災伝承施設の機能を有する道の駅の整備が予定されており、さらなる地域の活性化が期待されます。


  
テープカットの様子
【テープカットの様子】
祝辞を述べる平沢復興大臣
【祝辞を述べる平沢復興大臣】
献花の様子
【献花の様子】
旧防災対策庁舎
【旧防災対策庁舎】
中橋(横から)
【中橋(横から)】
中橋(正面から)
【中橋(正面から)】

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