相馬地方に伝わる国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」が7月28日から3日間にわたって開催されました。相馬野馬追は、平将門が野馬を敵兵に見立てて捉える軍事訓練を行ったのが起源とされる、千年以上続く伝統の祭事です。
中日(29日)に開催される本祭りでは、各地区から南相馬市雲雀ヶ原祭場に向けて行軍し、約35,000人の観覧者で埋め尽くされた祭場では、各郷の誇りをかけて若武者による熱戦が繰り広げられました。
震災直後にもこの伝統を絶やさず、昨年(平成29年)は平成28年7月に避難指示が解除された小高区で再開され、今年(平成30年)は浪江町からの8年ぶりの出陣が実現しましたが、数で劣る小高郷(小高区)・標葉郷(浪江町)の騎馬が他郷と同等に競り合い、神旗をもって凱旋する様は大変誇らしいものでした。
南相馬市では、通年で甲冑の着付け体験や乗馬体験ができるほか、野馬追関連の行事もございます。相馬地方の伝統と復興の息吹を感じに大勢の方が訪れることが期待されます。
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