6月2日、東日本大震災で被災した石巻市北上町十三浜で、復興のシンボルとして特産化を目指すオリーブの記念植樹が行われました。亀山石巻市長やボランティアを含む総勢142人が参加し、2.6haの津波被災地(災害危険区域の市有地)に200本の苗木を植樹しました。北上地区には今回を含め、1,150本が植樹されることになっており、先に植樹した雄勝、河北、牡鹿(網地島)地区を含む石巻市全体では、商業ベースと言われている1,500本を超え、産業・観光の振興、雇用の面からも将来への期待が高まっています。
試験栽培は、市や復興庁、宮城県、石巻専修大、JA石巻、農業法人などでつくる「石巻市北限オリーブ研究会」が取り組んでおり、今年度から地元水産会社や仙台三越も会員に加わり3~5年後の商品化、特産化に向け準備を進めていきます。
日本でのオリーブ栽培は北関東が北限とされてきました。しかし、2014年に始まった石巻市での実証栽培で2017年に4.7Kgの果実を収穫、東北の寒冷地でも栽培が可能であることが実証されました。
このプロジェクトは、国内最大のオリーブ栽培面積を経営する香川県小豆島の農業生産法人「アライオリーブ」の荒井信雅園主に、苗木の調達から栽培指導まで全面的に協力していただいています。
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