来年のラグビーワールドカップ開催を控え、開催会場となっている釜石市では、機運を盛り上げようと「ストリートラグビー」のインストラクター講習会が、4月28日29日の両日にわたって釜石市鵜住居町で行われました。ラグビー経験者から初めてボールに触る初心者など、釜石市民を含め、県内外から約30名が受講しました。
初日の前半は座学を中心に、ストリートラグビーの特徴やルール、インストラクターとして必要な知識や心構え、安全に楽しくプレーしてもらうための注意点などについて学びました。また、じゃんけんやボール回しなどの軽い動きに加え、声を出したり計算をするなど二つ以上の事を同時に行い、脳を活性化させる「シナプソロジー」の講習も行われました。後半では実技として、人工芝を使い転倒等に配慮したストリートラグビー用のグラウンド設営から、実際にプレーし、ルールや運営の重要性について理解を深めました。
二日目は、ガイドプレーヤーの養成について学びました。ガイドプレーヤーとは、初心者のプレーヤーにルール説明し、一緒にグラウンドに入ってプレーすることで、競技を楽しく安全に進行するためには欠かせない役割を担っており、実際に体験しながら技術の習得に汗を流しました。
筆記試験などを経て、初めてインストラクターとして認定されますが、今後、釜石市をはじめ各地で行われるストリートラグビーのイベントでの活躍が期待されます。
ストリートラグビーとは…
2015年に誕生した、社会的ネットワークの向上や好循環世代交流などを目的に、年齢性別問わず、ラグビーを知らない方々にも簡単に体験できるニュースポーツです。試合時間約2分、タックルの代わりに片手でタッチをするなど、安全を最優先に、多くの方々にラグビーを肌で感じていただこうと考案されました。
(以上)
復興庁(法人番号:4000012010017)
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-1-1 中央合同庁舎4号館 TEL(代表): 03-6328-1111
Copyright © Reconstruction Agency. All Rights Reserved.