津波で大きな被害を受けた大船渡市のJR大船渡駅周辺では、土地区画整理事業によるまちづくりが進められており、この度、中心市街地の「第3期まちびらき」が開催されました。
イベントは、津波復興拠点整備事業により新たに整備された「大船渡市防災観光交流センター」敷地内の多目的広場で行われ、オープニングアトラクションでは、県立大船渡東高校太鼓部による力強い演奏が青空の下に響き渡りました。その後のセレモニーで同センターの開館が宣言され、市内の観光や物産情報を発信する1階の観光交流施設と、平常時は展望スペース、災害時に緊急避難場所となる3階と屋上部分が、翌日29日から利用が開始されました。多目的室や展示室、無料の自習スペースなどを配置した2階は、6月1日から利用することができるということです。市防災観光交流センターは、観光情報の発信や市民、来訪者の交流の場など大船渡駅周辺地区のターミナルとして、そして津波の教訓を伝え、防災力を高める学びの場や災害時の一時避難場所の機能も備えた地域防災の新たな拠点となります。
また、同事業区域内において、民間2社により、食品や木工製品の製造販売を行う工房とワイナリーも、5月1日に開所を迎えました。
第1期のまちびらきでは、ホテルと駅前交通広場の供用が開始され、第2期まちびらきでは、物販や飲食店を中心とした2つの商業施設と商店街型の共同店舗がオープンしており、未来に向けてのまちづくりが着々と進んでいます。
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