「広野みらいオフィス」の竣工式・竣工祝賀会が、3月26日に福島県広野町で行われました。 このオフィスは、広野町が新たな復興拠点として推進する「広野駅東側開発整備事業(第1期)」の主要区域に清水建設㈱が建設していたテナントビルで、4月から供用を開始します。
完成したビルは、免震構造の鉄骨造り地上6階建てで、建築面積は約640㎡、延べ床面積は約3,450㎡で、非常用発電機や太陽光発電パネルを備えています。また、停電時には、共用部のコンセントから72時間にわたり電力を供給出来るなど、省エネ型空調やLED照明なども備えています。
このビル建設の総事業費は、約14億円で福島再生加速化交付金を活用したものです。 式典では、遠藤広野町長、宮本清水建設㈱社長が式辞を、若松復興副大臣、吉野衆議院議員らが祝辞を述べました。
テナント予定者は、富岡労働基準監督署や、建設、不動産、放射線管理、除染関連などの計17事業者が入居します。このほかコンビニエンスストアとの出店交渉も進んでおり、入居率は9割を超え、4月から順次入居が始まっています。
このビルの完成によって、入居予定の17社で約200人が従事する見込みです。さらに、当該開発地区では今後も新たな事務所移転、新規事業所立ち上げも予定されており、さらなる雇用拡大が見込まれています。
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