9月5日(土)午前0時に避難指示が4年半ぶりに解除された楢葉町で、5日、町内あおぞらこども園で復興祈念式典が行われました。
避難指示解除は、田村市都路地区、川内村の一部に次ぎ3例目で、全町避難の自治体では初めてです。
式典前日の4日夜には、式典に先立って町内の陸上競技場で復興を願う「キャンドルナイト」が行われました。
式典には、職員や各種団体の代表、国、県からの来賓、小中学生ら約150人が出席し、はじめに、松本幸英町長が「避難指示の解除は復興のスタートライン。楢葉町が後に続く自治体の道しるべとなるよう、必ずや復興を実現させたい」と、古里再生に向けた強い決意を示しました。続いて、町の復興拠点となる、町の中心に日常サービスの機能を集め利便性を向上させる「コンパクトタウン」の未来予想図をデザインした看板が披露され、町の新キャッチフレーズ「こころ、つなぐ、ならは、明日へ!!」が発表されました。小中学生による作文発表も行われ、松本町長、高木経済産業副大臣、浜田復興副大臣、小中学生の代表らが、「きぼうの木」と名付けられたエノキの記念植樹を行いました。
避難指示の解除により、止まっていた時計の針が再び動き始めました。楢葉町の復興が、全町避難からの住民帰還のモデルケースとなることが期待されます。
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