どこか懐かしいこの屋根、田野畑村にある「机浜番屋群(つくえはまばんやぐん)」の風景です。昭和初期の建物が残る漁村の原風景として、水産庁の「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選ばれました。番屋とは漁師が漁の道具を置いたり手入れをしたり、寝泊まりする小屋のことです。
東日本大震災の津波により、25棟あった番屋はすべて流失。村は漁業と交流型の観光が融合したこの施設の再建に、復興交付金を活用して取り組んできました。
浜料理を作ってみたり、漁師体験してみたり、塩づくりをしてみたり…。本物の漁師さんのいるすぐそばで、さまざまな体験ができるのは来春から。すべてを奪った海ですが、全国からの来訪者に驚きと感動とを与えてくれそうです。
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