東日本大震災による津波で大きな被害を受けたいわき市沿岸の夏井地区で、農地の大区画化・利用集積により農地再生を図る復興基盤総合整備事業(福島県)が、9月9日に着工しました。
同日は、現地で安全祈願祭が執り行われ、受益農家の代表者や福島県、いわき市等の関係者約60名が工事の安全と早期の完成を祈願しました。
夏井地区の復興基盤総合整備事業の総事業費は約30億円で、復興交付金を活用し、土地区画整理(整備面積約155ヘクタール、標準水田区画50アール)、道路、用水路などの整備を平成27年度までの完成を目指して実施します。
いわき市では、夏井地区の他、下仁井田地区(整備面積約40ヘクタール)、錦・関田地区(整備面積約58ヘクタール)でも復興基盤総合整備事業が進められており、夏井地区での事業開始により、3地区全てで津波被災農地の再生に向けて動きだすことになりました。
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