東日本大震災の津波で被害を受けた宮城県亘理町の長瀞小学校(児童191人)の校舎が現地再建され、18日に落成式が開かれました。津波被害を受けた小学校で、現地再建を果たしたのは宮城県で初めてです。
長瀞小の子供たちはこれまで遠い内陸部の別の学校に通い授業を受けてきましたが、2学期からは「ようやく自分たちの校舎で勉強できる」と楽しみにしていました。
また同日には、荒浜(あらはま)中(生徒87人)の新校舎の落成式も開催されました。
両校舎はともに鉄筋3階建てで、高さ10メートルの屋上に上がれる避難外階段などが設置されています。亘理町は両校を一次避難場所と位置付け、食糧などを備蓄する方針です。
建設費は長瀞小10億6074万円、荒浜中15億2393万円で、国の復興交付金などを
活用して再建されました。
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