地域からの復興情報

　東京電力福島第一原発事故の被害を受けた川俣町山木屋地区の花き農家８名で構成する「あぶくまカットフラワーグループ」が生産したトルコキキョウの４年ぶりの市場出荷を祝う式典や、川俣町産野菜など農産物の風評払拭など川俣町の復興を目的とした「川俣町農業復興祭」が、道の駅川俣(シルクピア)で開催されました。
　復興祭では、川俣町古川町長の主催者あいさつ、復興庁丸山福島復興局長、農林水産省大臣官房西郷生産振興審議官などの来賓あいさつに続き、トルコキキョウ生産者グループの菅野代表から日本花き卸売市場協会の磯村会長への花き販売の委託を行った後、中央卸売市場に向けた大型トラックによる再出荷を祝したテープカットが行われました。磯村会長は、生産から出荷に至るまでの前処理技術などの質の高さを絶賛していました。
あぶくまカットフラワーグループの菅野代表は、「希望の花が咲いた。」と感慨深く想いを述べ、花き生産復興への手ごたえを感じ取っていました。
　会場では、川俣町産の農産物の販売、川俣シャモ肉の試食、川俣シャモの卵の配布、くわ茶の試飲に加え、トルコキキョウのプレゼント等が行われました。さらに、「山木屋太鼓」や「フォルクローレ」の演奏がなお一層会場を盛り上げていました。

※トルコキキョウの花言葉…「希望」。