7月31日・8月1日の二日間、東日本大震災で船が破壊し中止されていた「石巻川開き祭り」の海上行事・孫兵衛船競漕(まごべえきょうそう)が4年ぶりに完全復活しました。全国から支援を受けて新造した10艇が勢揃いし、12人乗り一般競漕に34チーム、8人乗り女子のミニ競漕に11チームが参加して、北上川の川面に大きな掛け声が響くにぎやかなレース開催となりました。「石巻川開き祭り」は、石巻地方最大のイベントで、北上川の治水工事に尽力した川村孫兵衛重吉(かわむらまごべえしげよし)翁に対する報恩感謝と町の発展を願って始まった祭りです。
初日は、孫兵衛船競漕のほか、昨年から復活した「縄張神社奉納大綱引き大会」が行われ、9チームが白熱した試合を繰り広げました。この綱引きは、川村孫兵衛重吉翁が北上川開削の際の測量で使用した縄を奉納したことに由来した行事です。
その日の夜は、東日本大震災供養祭がしめやかに行われ、犠牲者を追悼する灯籠流しが行われました。犠牲者の名前やメッセージが書き込まれた約5000個の灯籠が水面に浮かび、犠牲者に静かな祈りが捧げられました。
二日目は、陸上パレードのほか金華山龍(蛇)踊り奉納、ブルーインパルス特別展示飛行、花火大会などが盛大に行われ、「石巻川開き祭り」をにぎやかに盛り上げました。
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