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「国際シンポジウム~広野町から考える~」(福島県双葉郡広野町)[平成26年6月15日]

 平成26年6月15日、広野町で、海外の研究者とともに“幸せな帰町”に向けた環境について考えようと国際シンポジウムが開催されました。
 遠藤広野町長、丸山福島復興局長の開会挨拶、中山東京大学教授の「避難先からの“幸せな帰町”に向けて」と題する基調講演に続き、海外の研究者から避難者の帰還状況や広野町への提言が発表されました。
 次に、広野町の6人(うち5人は女性)のパネリストから帰町に向けた提案や意見が発表されました。広野中学校3年の生徒からは「スーパーなど商業施設を充実してほしい」、子育て世代の女性からは「町民が本音で率直に話せる場を提供してほしい」などの提案が、シニア世代の女性からは自ら住宅周りを除染して帰町した体験談と日常の充実した生活ぶりなどが発表されました。
 会場の参加者との活発な意見交換のあと、最後に、このシンポジウムを踏まえ、「家族の中で意見を交わす、町民が町民同士や行政と率直に話をすることが重要。復興事業は市民が主体的に関われるよう進める」などの「広野からのメッセージ」が読み上げられました。

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