地域からの復興情報

　　4月26日、川内村において、温泉施設「かわうちの湯」がリニューアルオープンされました。かわうちの湯は平成１２年にオープンし、優れた泉質から川内村のみならず周辺市町村の方々からも親しまれ、震災後は消防団等からの要望に応え暫定的に営業を再開しましたが、震災や原子力災害による施設損壊の修繕のため、昨年より休業し、復興庁の帰還・再生加速事業を活用して復旧工事が行われてきました。
当日は晴天で、村内の桜も満開を迎える中、オープニングセレモニーで、運営主体である㈱あぶくま川内の井出社長、遠藤川内村長、西山川内村議会議長、丸山福島復興局長からの挨拶の後、テープカットが行われ、かわうちの湯は初日から多くの入浴客で賑わいました。26日は村内の避難指示解除準備区域で「ふるさとへの帰還に向けた準備のための宿泊」が開始。川内村の復興の道筋の節目となる一日となりました。
昨年、１２月３日には、川内村に、周辺自治体の広域的な課題等に対応して復興を加速するための前線基地として、福島復興局の機関である帰還環境整備センター（ＣＡＰ）が設けられ活発に活動しています。今後、ＣＡＰと連携しながら、かわうちの湯が、川内村及び双葉郡の復興の活動拠点、村内外の交流の拠点、復興の記録・情報発信の拠点として重要な役割を果たしていくことが期待されています。